　この作品は元々はドールの企画から始まったものらしいです。なので、ほぼオリジナルアニメと言っていいのかも知れません。キャラが多いのも今流行のソシャゲ原作の流れではなくて、ドールの種類がどんどん増えたから故なのですねぇ。

　しかも、最初の企画が生まれたのが２００５年と言う話なのですから、何とも息が長いプロジェクトと言えますよね。

　ではここからはアニメの話。この作品も本来は夏アニメの予定だったのだそうです。１クールずれた事でクオリティも上がったのかも知れませんね。

　この話のあらすじは、地球を襲う謎の存在から人々を守る少女達のお話です。そう言うとテンプレなストーリーを思い浮かべる人が多いと思いますが、大体その想像で合ってます。そう言うお話。リリィと言う事でほのかな百合要素もありますが、多くの地域が敵にやられていると言う深刻な設定なので、シリアス要素の方が強い感じですね。

　１話を見た時はフェチ要素の高い演出が多くて、流石シャフト作品と思ったものでしたが、回が進んで物語の全容が明らかになるにつれて、フェチ演出があまり記憶に残らなくなってきました。今でも十分エッチなアングルとか描写をしているのかもですけど。

　筋書きはアレな作品ですが、ではこの作品の特徴は何かと言えば、やはり登場キャラの多さでしょう。アニメから見始めた人にとってはキャラを覚えるのが追いつかない感じです。個性的な名前のキャラも多く、推しを決めるのも大変そう。メインキャラだけに絞ればそこまででもないのですけどね。

　このアニメの特徴はフェチ度の高い大量の女の子の他に、バトルバリエーションの豊富さもあると思います。彼女達は彼女達にしか使えない武器を使って生身で戦うのですが、魔法と科学が融合したような武器で、自分の血を認識させて使えるようになると言うものです。ソードタイプやガンタイプ、シールドタイプなど戦闘映えする格好いい武器ばかり。

　バトルシーンも凝っていて、バトルマニアも納得する作品となっております。アニメでは主人公補正もあったりして、少し緊迫感には欠けるかもですが（汗）。

　後、彼女達にはそれぞれその子にしか使えないレアスキルが設定されていて、それを有効に使う事もバトルの鍵となるみたいですね。ワールドトリガーで言うところのサイドエフェクトみたいなものですな。

　あ、そうやって考えるとこの作品、ワートリに割と似てるかも。敵がメカっぽいところもそっくりだし。ぐ、偶然ですよね？（汗）

　と言う訳で、可愛い女の子が謎の敵と戦う話が好きな人に強くオススメします。後、割とシリアスな背景があるので、そう言う展開の好きな方にもオススメかな。百合要素は……今のところ薄目ですけど、今後は分かりません。ただ、余りそう言うのは期待しない方がいいのかもですね。世界観がシリアスですので。

　と、そんな感じです。ＰＶを見て気に入ったら見てくださいねって事で。この手の話の好きな人は間違いなく楽しめると思いますよっ！