日々徒然趣味日記

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか？

　２０１９夏アニメの一番の問題作はこの作品ではないでしょうか。まずタイトルからしておかしいですよね（汗）。このタイトルから作品を敬遠している人も多いと思います。まず、その判断は正しいと言えますね。

　このタイトルを受け入れられない人がこの作品を見ても正直楽しめるとは思えません。そのまま見る事なく過ごしましょう。

　逆に、このタイトルで何かを感じてしまった人は見るといいと思います。求めているものがそこにあるかも知れません。ま、保証はしませんけど。

　多分タイトルが気に入った人は満足する可能性が高いんじゃないかな？　保証はしませんけど（２回目）。

　さて、作品を知らない人にこの作品を簡単に説明すると、コメディ作品です。ゲームの世界に入りこんだ主人公に主人公の母親が乱入。そのまま成り行きで２人で冒険を繰り広げる事になるのですが、そのお母さんがやたら強い。そう言うお話。当然のようにお母さんは主人公にベッタリで、ある意味気持ち悪い作風となっております。

　この作品を受け入れられるかどうかは、マザコンを受け入れられるかどうかと言うところになるのではないでしょうか。

　後ですね、作風がかなりアレです。薄い本が賑わっちゃう系の作風。ラノベ特有のチョイエロ路線がマザコン作風と一体化してとても深夜アニメらしい展開が続いてしまうのです。そう、タイトル通りに中身もヤバいのです。

　この作品、作画レベルが低ければ目も当てられないアレ作品一直線なのですが、そこはしっかり作画レベルをキープしております。こう言う作品だからこそ作画クオリティには力を入れたのでしょうね。このクオリティが「うちの娘」にあれば……（遠い目）。

　パンチラもエロっぽいシチュエーションも何でもありのそちら方面へのサービス過剰なこの作品ですが、ジャンルもコメディだから許されている部分が大きいですね。突貫で作ったゲームシステムなのでモブが適当だったりしますから。

　この作品、取り敢えずテーマ的なものもあって、簡単に言うと歪んだ親子関係の修復です。作品の舞台であるゲーム自体がそう言うコンセプトで、主人公以外にもキャラの母子が何組も登場するんです。しかも大抵親子関係は破綻していると言う……。

　それを主人公とそのお母さんがバトルを通じて改心させていくのが定番パターンみたいです。一番の問題母子は主人公母子なのですが（汗）。

　と、言う訳で特殊な性癖の人にはピンポイントで刺さる作品です。アニメお母さんらしく、出てくるお母さんはみんな若々しいですし、メインヒロインの主人公のお母さんの真々子さんはとても魅力的。まぁ多くは語りますまい。

　後、この作品で語るべきポイントのひとつにＥＤがあります。何とあの名曲、パタパタママの替え歌なのです！　なんて懐かしいんだ……（遠い目）。このアニメを見ている人で原曲を知っている人がどれだけいるやら。

　逆に、ほとんどの人が原曲を知っていたらそれはそれで闇を感じますけどね（汗）。

　と、そう言う作品ですので、万人にはとても勧められません。逆にここまで読んで面白そうと思った方には超オススメです。

　え？　私ですか？　ほら新作アニメは一応チェックしないとですからっ（汗）。