日々徒然趣味日記

ｒｅｖｉｓｉｏｎｓ リヴィジョンズ

　この作品は３ＤＣＧで描かれるオリジナルＳＦアニメーションです。未来に飛ばされ主人公達が襲い来る敵と戦いながら現代に戻ると言うストーリーですね。監督が谷口悟朗氏なので同氏の代表作『無限のリヴァイアス』を彷彿とさせるような雰囲気もあったりして。

　この作品、ジャンル的にはロボットものに該当するのかな？　大きさから言うとパワードスーツ的なアレかもですが。まぁそれはいいんです。一番の特徴は主人公の性格が人の話を聞かない困ったちゃんだと言うところ。最初はすごくイライラしましたよー。こう言うアクの強いキャラを主人公にしちゃうって流石は谷口監督です。

　執筆時では残り１話を残すのみなのですけど、まだ謎が残っているんですよね。ラスト１話で全部風呂敷が畳めるのかなぁ。是非最終話でスッキリさせて欲しいなって思います。

　作品が面白いかどうかの話で言えば、途中ではキツくも感じましたけど、やっぱり面白いですよ。主人公の性格も変わってきますしね。

　この作品の特徴のひとつに敵組織の人員の少なさも挙げられるでしょう。モブな敵は湧いて出るほどいますけど、幹部はたった３人です。だからでしょうかね、キャラが濃い。この作品、主要キャラ全員キャラが濃い。だから当然ギスギスもするのですけど、そう言うのが苦手な人には辛いかも。

　絶望したり希望を持ったりやっぱり絶望したり。展開のジェットコースターが中々に激しい作品なのですね。１１話の時点で主人公はむっちゃショックを受けるのですけど、そこからどう立ち向かっていくのか。何かを掴めるのか。最終回が本当に楽しみです。

　最初は混乱していた渋谷の人々が理解力のある大人の力で秩序を取り戻す展開や、嫌な大人と思っていた人物が後で頼もしくなるところとか、やっぱり描いているのは人間模様なのですねぇ。こう言う話の流れは流石監督だなぁ。

　残すは後最終話のみですけど、納得の展開になって欲しいな。ま、きっと大丈夫でしょう。監督の手腕を信じます。