日々徒然趣味日記

ガーリー・エアフォース

　この作品、すごく説明不足なところがあって、よく分からずに見ているところがあります。簡単に言うと謎の敵が出現して、それを止めるために敵と同じ力を持った主人公機が活躍すると言う話なのですが――。

　敵がよく分からないのはエヴァ以降の定番パターンですしそこはいいのですが、特殊戦闘機に乗るヒロイン達の設定がよく分からんのです。あれはアンドロイドって事でいいんですかね？　感情があって、ご飯食べていて、アンドロイドっぽいところがあんまり見られないのですが。関係者が部品扱いしているし人造人間的な感じ？

　でも作中で特に明言していないんですよね。敢えて描写を避けているって言うか。エヴァの綾波の正体バレ回みたいに、培養液にヒロイン達がたくさん浮かんでたりするのでしょうか。ま、クローンの可能性もあるのかも。よく分かりませんけど。

　後、敵が謎の未来的なデザインなのに、主人公側が実在の戦闘機ベースって言うのもねぇ。謎の力でそれだけの運動性能が発揮されている、って事でいいのでしょうけど。戦闘機マニアの人は大喜び、なのかな？

　面白いかつまらないかと言えば、パイロットヒロインのアニマの立ち位置が分からんので微妙なところです。ネット辞書の表記によれば製造されたとか自動操縦装置って事なので人工物なのは間違いないのでしょうけどね。物を食べるし脳波って表現もあるし処分って言い方もされているし……生き物として扱えばいいのかアンドロイド的なものとして扱えばいいのか……むうう。

　その全てが美少女なのですが、その必然性も特になさそうですし。

　敵の表現はパンツじゃないから恥ずかしくないアニメの敵の扱いと似てるんですよね。物語上はただのイベント消化のためにあるだけのものでしかない感じ。敵側のドラマは期待出来そうにないです、今のところ。

　アニマが敵のパーツから作られているなら、その内敵の意図を受信したり裏切ったりな展開もあるのかな？　あったらドラマ性も深くなるかもですが。

　ストーリー展開や設定、キャラ造形、ぶっちゃけ普通です。ラノベ原作らしく各種ヒロインが出てきますけど、記号的なもの以上の魅力が薄いって言うか（汗）。ま、人間じゃないからそれでも設定上は問題ないのでしょう。

　ではメインで描写される空中戦が面白いかと言えば、そこまででもないんですよね。全て想定内で収まっていて悪くもないし良くもない感じ。今のところは、ですけど。今後とんでもない展開を迎えたりするのでしょうか？

　この作品で一番魅力的なのが中年太りのヘビースモーカーなおっさんと言う事で、色々と察してくださると有り難いです。だからって決してつまらないと言う訳でもないので、戦闘機や美少女キャラが好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。