ゴブリンスレイヤー

 この作品、原作小説が書籍化された時にネットで話題になって、無料で読める書籍版の1話を読んでいたんです。内容がショッキングなので注意とかそう言う触れ込みでした。ふんふんどれ程のもんやと思って興味津々で読んでみると、確かに描写が相当にハードで、まさかその内容にあんな可愛らしい絵がつくとは――逆にそのギャップが相乗効果を生み出したのかも知れません。


 内容がハードなので強く印象に残っていたあのゴブリンスレイヤーがまさかアニメ化されるだなんて。あの作風がそれほど多くの人に受け入れられたと言う事なのですね。俺TUEEな作品が受けている中、このハードな作風が受け入れられている事を少し嬉しく思いつつ、アニメ化の報を聞いた時はどこまで再現するんだろうとちょっと心配にもなったりして(汗)。


 まさか小説版そのままの描写はないなとは思っていましたけど、アニメが始まってみると、描写はマイルドに、しかし結果はそのままと言う容赦のない展開に少し安心したのも事実です。


 私が原作を知っているのは無料で読めた書籍版の1話だけだったので、アニメの2話以降は普通に初めて見る人と同じ感覚で楽しんでおります。アニメではああ言う描写だけれども原作はもっとエグいんだろうなーって想像しながら(汗)。


 あ、知らない人のために簡単にこの作品の説明すると、ゴブリンを殺す事だけにご執心の主人公がゴブリンを殺しまくるお話です。以上。


 この作品に出てくるゴブリンはすごく凶悪なんですよ。そんなゴブリンを主人公は容赦なくぶち殺していきます。一匹一匹は弱いゴブリンですが、何せ数が多い。その数の暴力に主人公と仲間達は苦しめられる事になるんです。


 テーブルトークRPGの世界観が作品の舞台なので勿論他のモンスターも登場するのですが、主人公がゴブリンばかり狙うので、この作品において他のモンスターが登場する事は稀ですね。

 今のところ(※執筆時)ゴブリン以外でアニメに出てきたのは巨大鼠とオーガくらいでしょうか。ま、ゴブリンに特化した作品ですしね、仕方ないね。


 と言う訳で、作品では主にゴブリンしか出ない代わりに、そのゴブリンの種類は豊富です。普通ならゴブリンと言えばゴブリンかホブゴブリンくらいしか出ないと思いますけど、この作品ではゴブリンシャーマン、ゴブリンライダー、ゴブリンロード、ゴブリンチャンピオン……小説版ではゴブリンプリーストにゴブリンパラディンって言うのも出てくるらしいです。ゴブリンなのにパラディンって(汗)。


 常にギリギリの展開が続くので、見ていてちーっとも安心出来ないのですが、そう言うギリギリをハラハラしながら見るのがこの作品の正しい鑑賞方法なのでしょうね。ファンタジーは好きだけど、異世界転生とか俺TUEEな作品が苦手だったり飽きた人にオススメです。

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