日々徒然趣味日記

ガイコツ書店員 本田さん

　この作品は書店の裏側を描いた作品です。とは言え、基本コミック売り場での悲喜こもごもなんですけど。書店の売上の大部分をコミックが担っているからね、仕方ないね。

　後、この作品で描かれるのは都会の忙しい書店なので田舎の寂れた書店はまた事情が違うんだろうなとは思います。流石に忙しくないとネタには困る気がしますしね。淋しい書店の話は内容も暗くなりそうですし（汗）。

　原作の紹介はそのくらいにして、作風はひと目見てすぐに分かる通りＤＬＥ作品です。実際、このフラッシュアニメっぽさが原作の雰囲気と合っていてすごくいいんですよね。ＤＬＥが担当して大正解！　って個人的には思います。

　この作品の特徴のひとつに登場する書店関係者がみんな人外と言う事が挙げられるでしょうか（汗）。人外って言うか被り物って言うか……。つまり素性を隠している体で描かれているんです。

　実際の書店員さんや関係者の人がモデルらしいのでそうしてるのかも知れません。その被り物の外見のせいで絵面が凄くシュールです。主人公に至ってはガイコツ姿ですし。そのインパクトに最初は戸惑うと思いますが、すぐに慣れます。慣れってすごいね。

　面白さとしてどうかと言えば、これがね、すっごく面白い。原作の魅力とＤＬＥならではのフラッシュアニメっぽさが相乗効果でいい感じになっていてとにかく笑えるんです。話のテンポもいいですしね。波長の合う人にはドッカンドッカン受けるんじゃないかな。

　人気書店の日常の裏側が描かれているので、書店員さんって大変だなって思う事でしょう。この作品を見た後は本は出来るだけ書店で買おうかなと思うようになるに違いありません。

　とは言え、ネット書店もすごく便利でやっぱり利用はしちゃうとは思いますけど。