　原作は週刊少年チャンピオンで絶賛連載中の作品ですよね。私もチャンピオンを読む時は必ず探して読んでおります。私がバキを読むようになったのはかなり連載が進んだ後で、このアニメのエピソードのが連載していた頃はまだ読んでいませんでした。だから新鮮な気持ちで見ております。

　さて、このアニメ版のバキですが、話が途中から始まっています。そう、以前にもアニメ化されていたんですね。その以前のアニメからの続きとなっているのでしょう。私はその以前のアニメ版を見ていないので、以前のアニメが終わった直後からの続きなのか、いくらかのエピソードを飛ばしての続きなのかは分かりません。

　ただ、何の説明もなく途中エピソードから始まったのと言うのは何ともこの作品らしくていいですね。潔くて私は好きです。

　さて、バキと言う作品を知らない人のために内容を簡単に説明すると、ジャンルとしては格闘アクション漫画です。この手の作品によくありがちな世界最強の男を目指す男達の物語なのですね。この物語がそのフォーマットに乗っ取りながらありがちじゃないのは、その物語のストーリー展開です。端的に言うと、登場キャラみんなかなり人間離れしておるんですよ。それとかなりバイオレンスです。暴力描写にブレーキがない！　場合によっては人体の欠損も容赦なく描写します。そこもきっと売りなのでしょうね。とは言え、主要キャラはかなり頑丈なんですが（汗）。

　だからまともな作品として見るより、ある種のキャラ物、ギャグ漫画として見る人もいるくらいです。それだけキャラが濃い！　名台詞も沢山生み出しています。

　で、このアニメのバキなのですが、アニメ化と言う事で、格闘シーンがＣＧになっております。もちろん全てＣＧと言う訳ではないのですが、手書きでは表現が難しくなりそうな格闘シーンをＣＧで描写しており、なめらかにヌルヌルと動きます。見慣れればそんなに違和感はありませんよ（※個人の感想です）。

　私はどちらかと言うと温いバキファンなのですが、毎週このアニメを楽しく見ております。いい感じのアニメ化なのではないでしょうか。

　原作の癖のある絵柄を受け入れられる人なら、多分無条件で楽しめるのではないかと思います。そのある種荒唐無稽で派手なアクションに感心するもよし、興奮するもよし、呆れるも良し、笑うも良しですｗ