　この作品の原作は京アニが原作を募集したコンテストで受賞した作品です。初の大賞受賞作と言う事で、それだけ素晴らしい作品なのでしょう。その作品のアニメなのでかなり京アニも力を入れてアニメ化していますね。作画力に目を見張ります。

　この書き方で分かる通り私は原作を知りません。なのでアニメも何も知らない状態で見ています。ＰＶや１話を見た時点でどう言う流れの話なのかは分かりましたけど。

　主人公のヴァイオレットが様々な人とのふれあいで心を取り戻すって筋書きですよね。ある意味王道中の王道と言えます。舞台も今とは違う時代で今とは違う世界っぽい。世界大戦が終わった直後っぽい戦後世界が舞台と。この設定で主人公が戦争に加担していた。戦うために心をなくしていたと。

　一応確認したのですが、主人公のヴァイオレットって普通の人間なんですよね？　ネット辞書でもそう書いてあるし、そう思って良さそうではあるのですけど……。腕は義手ですし、そもそも戦争に参加したのも人間扱いされていない状態からでした。彼女の秘密、気になります。戦争用に幼い頃から訓練された身寄りのない子供とかそう言う線なのでしょうか？　

　まだ作品が始まったばかりなので王道の展開をどう見せるのか、そこばかりに注目してしまいます。個性的なキャラクターの配置もその手の物語の定番を踏襲している雰囲気ですし。この作品ならではの魅力が出てくるのは、きっともう少し話が進んでからなのでしょうね。大賞受賞作ですし、ありがちな展開がありがちに続くだけではないだろうと、そう信じていますよ。

　それにしてもあの世界の文盲率の高さ、設定的には苦笑いですな。文字は書けるけど素敵な言い回しが思い浮かばないから代わりに代筆してもらっているって設定ならまだ分かるんですけどねぇ。

あと、無粋なツッコミとしては普通代筆した文章って後にこれでいいか依頼主に確認するものなんじゃないかと思うんですよね。そうじゃないとどう言った内容で送るのか不安になるじゃないですか。伝達ミスもあるかも知れないし。

これで送っていいですかって確認を取っていればあのメガネちゃんも怒られなかったと思います。物語の都合上、確認させずに手紙を送る仕組みになっているんでしょうけどね。