前のエピソード――AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-

　ハンドシェイカーは手を握った少年少女が、成り行きで戦いに勝利すれば願いが叶うと言うバトルに巻き込まれ勝ち上がっていく、かなりどこかで見た事があるような筋書きのアニメです。ストーリーは何番煎じだよって感じなのですが、妙にクセのある作品で、ついつい毎週見てしまっています。EDテーマ曲が新居昭乃さんでびっくりしました。

　この作品を語るのに１話はどうしても外せないでしょう。何故ならとてもエロかったからですｗこの１話で青少年のエロ心をがっちり掴みつつ、このバトル以降はとても健全と言う素晴らしい構成です。

　主人公は修理マニアで何かある度に噛み合ったとか噛み合っていないとか言うのが口癖です。バトル時の特殊能力は歯車の力ですしね。この主人公、ドライバーがあれば何でも修理してしまう特殊能力の持ち主でもありますｗ

　で、主人公のパートナーであるヒロインちゃんは人気が出そうな無口系ヒロインで徐々に人間性を取り戻していくと言うお約束展開を丁寧に辿っております。後は手を握っていないと死ぬ設定で常時主人公と手を繋いでいます。こちらも話が進むごとに手を離しても大丈夫な時間が増えておりますので、最終的には手を握る必要もなくなるのでしょう。

　この作品の特徴として、正統派バトルモノと違って好戦的な男敵キャラがあんまり登場しない事があげられます。ファーストバトルだけはすごい正統派（でもエロい）バトル展開でしたけど、後は女子キャラの方が好戦的だったりします。きっとそう言う狙いがあるのでしょう。ロリだったり巨乳だったりアイドルだったりとあざとい女子キャラしか出ませんし。

　放送的に言えば次に(※執筆時)過去回があって、その後に最終バトルが待っているのでしょう。１クールなのでもう終盤ですしね。

　有りがちな物語に癖の強いキャラデザ、たまにすごいカメラワーク、物語上の問題点が色々と何とかなってしまうご都合主義、舞台が大阪の割に関西弁キャラは出てこないと言う、何かと見る人を選ぶ作品ですが、見始めると意外と結構楽しめます。不思議。

　半分惰性で見ているので思い入れはあまりないのですけど(汗)、最後まで楽しく見たいなと思っています。