ナイツ

 ナイツと言ってもお笑い芸人の方じゃないですよ。ソニックを作ったソニックチームが作った夢をテーマにしたアクションゲームです。セガ初のアナログスティック対応ゲームで主人公をくるくる回転させるのが楽しいゲームでした。

 そう、このゲームの攻撃方法は相手の周りをくるっと取り囲む事なんです。これが結構楽しくて夢中になって遊んでいました。


 ゲームのストーリーをすごく雑に説明すると、夢の世界を支配しようとする敵を主人公とナイツが協力して倒すと言う話です。

 主人公は少年と少女の2人でどちらかを選んでゲームを進めていきます。2人共何処か心に問題を抱えていて、ゲームをクリアする事でそれを克服する流れになります。


 ナイツもまたプレイヤーに優しいゲームデザインがされていて、キャラが死なないんです。その代わりに時間制限があります。

 しかもボス戦以外は制限時間がなくなっただけではゲームオーバーにはなりません。夢の世界らしく目覚まし時計モチーフのキャラが制限時間を過ぎるとやってくるんですね。こいつに触られて初めてゲームオーバーになるんです。

 これがゲームの下手な私には嬉しかったですね。


 このゲームにはAIが搭載されていて、ゲーム中に出てくるナイトピアンというゲーム世界の住人と触れ合う事で彼らの感情に変化が生まれ、ゲームのBGMが変化するんです。ゲームのプレイ次第でBGMが変化するのは新鮮でした。


 ナイツは空を飛びたいと言う人間の永遠の夢をゲーム内で実現させてくれます。人間体の時は普通のアクションゲームなんですけど、アイテムを取って囚われのナイツと合体すればそこからは別ゲームに変わるんです。アナログスティックの操作次第で自由自在に空を飛ぶ爽快感はたまりませんよ。


 空を飛びながらアイテムをゲットしていくんですけど、効率よく取っていくとどんどんコンボとしてスコアが上がっていくのでそれを極めるのが楽しいんですよ。

 キーとなるアイテムを取ればステージクリアなんですけど、制限時間がある限りステージを何周も出来るので、ギリギリまでクリアアイテムを取らずにスコアアタックをするのがゲームの基本になります。


 このゲームをプレイすれば分かるのですけど、見せ方自体は3Dなんですけど動ける範囲から言うと2Dゲームなんです。円筒形の世界の表面をぐるぐると回る感じです。その雰囲気も独特で結構好きでしたね。


 このゲームのボス戦は結構凝っていて、ボスごとに攻略法が違うので倒し甲斐があります。ここでの時間切れは即ゲームオーバーなので残り時間が少なくなるとかなり焦ります。私は特定のボスが苦手で、何度そこで煮え湯を飲まされた事か……(遠い目)。


 ナイツはゲームのランクに応じてEDが変わると言う仕様で、それがやり込みに繋がっていました。私はゲームが下手なので最低ランクでしかクリアした事はないのですけど、それでもそのEDには感動しました。


 このゲーム、極めて行くとアクションゲームと言うよリレースゲームっぽくなるんです。ナイツと合体すれば空を自由に飛べるので、どれだけ効率的に正確に位置取りをするかが高得点の鍵になるんです。私は下手なので中々コンボを繋げられなかったですけどね。


 前述の通り、このゲームはプレイスタイルでBGMが変化するゲームなんですけどベースの曲がいいんですよ。基本的には映画みたいにまずテーマ曲があってBGM各曲は全てそのアレンジになっています。楽しい曲が多いので気分を上げてくれるんですよ。


 ナイツが好評だったのでクリスマス用に特別にクリスマスナイツが作られました。これはステージ1が遊べる体験版なんですけど、内蔵タイマーに合わせてクリスマス時期にはステージがクリスマス仕様になるんです。

 他にも隠し要素があってかなり遊べる仕様になっていました。ゲームのクリスマスっぽい雰囲気がとても良かったですね。

 ナイツの後に作られているのでストーリーは本編の続きになっていて、その後の主人公達の様子が描かれていてニヤニヤ出来ました。こちらも名作と言えますね。

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