ソニック

 ソニックと言うのはソニック・ザ・ヘッジホッグの事で元々はゲームですね。ソニックにはアニメとかメディアミックス展開もされているのでここでは元ネタであるゲームの事を話したいと思います。


 私がソニックの事を知ったのはソニック開発時の雑誌記事からでした。つまりは生粋のソニックファンなのです。当時のセガハードには任天堂のマリオシリーズのように顔になるキャラがいませんでした。


 それまでにセガでマスコット的なキャラにしようと企画されたゲームがなかった訳ではないんですよ。例えばアレックスキッドのミラクルワールドとか。

 ただ、いかんせん定着しなかった。プレイヤー受けしなかったんですね。うーん、残念。


 アレックスキッド面白かったんですけどね。ゲームの見た目はマリオと同じ横スクロールアクションなんですけど、ボスとのバトルが何故かじゃんけんだったりして。斬新でしょ?


 でもアレックスキッドが受けなかったからソニックが生まれた訳で。歴史って面白いですね。どんな出来事も何かに繋がっている。無駄なものなんてないんだなあ。


 初めてソニックを見た時の衝撃は今でも忘れられません。なんておしゃれなんだって思いましたよ。これはセガ、勝負に出たな、と。


 ソニックの一作目はとにかくシンプルでした。使うボタンは方向キーと1ボタンだけ。空中に漂うリングを取ってそれを持っている間は敵にぶつかってもミスにならない。そしてソニック自体のスピードがすごい早い。ステージはかなり広く、幾つものルートが用意されていて、その選択はプレイヤーに任されている。敵は囚われて改造されたと言う設定で倒すと元の動物に戻ると言う優しいもの。

 そのゲームデザインは当時他のどこにも見られない新しいものでした。


 私が一番ソニックに衝撃を受けたのは背景デザインでしたね。とにかくセンスがいい。見た目は南国っぽい感じだけど土の中の表現が土の色の市松模様。ヤシの木の葉っぱの処理がデザイン的。ポップアートっぽかったんです。

 そう、ソニックはおしゃれでクールなゲームだったんです。ゲームのパッケージに書かれていた言葉もやたらとクールでおしゃれでしたからね。


 そんな凝ったゲームが売れない訳がありません。御存知の通りゲームはヒットし、沢山のシリーズが作られ、名実共にソニックはセガの顔になりました。めでたしめでたし。


 そんなソニックですが、最近はちょっとゲームの評判が低迷気味のようですよね。これは残念に思います。シンプルだったシステムもシリーズが続くに連れ複雑化してしまいましたし。ソニックアドベンチャーまでは名作の名をほしいままにしていたんですけどねぇ……(遠い目)。


 ちなみに私、ゲーム自体から離れてしまったのもあってソニックのゲーム体験もソニックアドベンチャーで止まっています。ソニックシリーズ自体はまだまだ新作ゲームも作られていますし、多分これからもセガの存続する限りは続いていくのでしょう。


 私の青春だったソニックシリーズが今後も多くの人に愛されるゲームであり続ける事を願ってやみません。

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