タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜

 私、このアニメあんまり興味なかったんですよ。なので1話は見ていません。だから物語の切っ掛けは知りません。

 ちらっと見たのが2話だったかな?何となくテレビをつけたら放送していて。

 それで見たら普通のアニメじゃなかった。それでちょっと気になったんです。


 まず最初に何故私が興味を持たなかったかと言う事について書いておこうと思います。答えは単純でキャラデザインが好みじゃなかったからです。

 今のアニメ飽和時代、そう言う理由で見る作品を決めている人も多いと思います。ちなみに自分の中で今一番イケてると思っているキャラのアニメはアイカツスターズです。あのキャラデザインはいい……(遠い目)。


 で、このアニメの普通の作品と違うところなんですが、教育アニメになっていると言うところでしょう。主人公はタイムトラベルをするのですが、ことごとく過去の有名発明家のいる時代に有名発明家のもとに飛んでしまうんです。


 そこで彼らの発明を聞いたり彼らの発明の手助けをしたりします。あれ?放送する局間違った?と、初めて見る人はきっとそう感じるはずです。Eテレで放送していてもおかしくない雰囲気なので。

 そんなEテレは境界のRINNE第二期を今(※執筆時)絶賛放送中ですね。

 でも教育をテーマにしたアニメって過去民放でも放送されていましたし、そこまで違和感を感じるって言うのも変かも知れないかな。


 そんな一風変わったこのアニメですけど、一度先入観なしで見ると結構面白かったです。教育アニメの側面もあるのでお母さんも大喜びですね。

 ネット辞書を読むと原案は「発明発見物語全集〜磁石と電気の発明発見物語」と言う作品のようです。なので作品に出てくるのは電気や磁力の発明家限定みたいですね。

 個人的には色んなジャンルの発明家と主人公達が絡んで欲しかったんですけど、原案がそうなっている以上仕方ないですねぇ。


 アニメはまだ始まったばかり(※執筆時)でまだ先は見えません。消えた父親を探す設定だったのに、結構早めにあっさり見つかってしまうし(汗)。

 でも先が見えないのもまたオリジナルアニメのいいところですよね。


 アニメで紹介される発明家もそれぞれの事情を抱えていて、単純に発明家すごい!って内容になっていない所にも好感が持てました。時の政府に追われていたり、当時の社会情勢に対して革新的な意識を持っていたり……発明家の内面にも踏み込んでいるんですね。それでいてシリアスになり過ぎない。丁寧な作りになっていると思います。


 将来このアニメを見て科学に興味を持った子供が立派な科学者になってくれたら……日本の将来は明るいと思います。そんな未来もちょっぴり予感させてくれるような作品だと思います。対象年齢は少し高いとは思いますが、子供を持つ親御さんは是非お子様に見せてあげて欲しいです。


 露骨なおもちゃ展開は今のところないですし、同じ時間帯に放送している裏番組アニメよりはきっと懐は傷まずに済むと思います(汗)。

 あ、対象年齢が違うからそもそもブッキングはしないのかも。

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