猫吉と猫太郎

@koto_wari

猫吉と猫太郎

野良猫の猫吉が、キャリーケースに入っていたら変なおじさんが、キャリーケースを蹴飛ばした。

猫吉は、怖い思いをしたので、

キャリーケースにしばらく近づかなくなってしまった。


飼い猫の猫太郎は、家の中で飼い主のおじさんに日常的に叩かれていた。

辛くなったんだろうね、猫太郎は家出をした。

1ヶ月くらいで、猫太郎は家に帰ってきたけど、家に入ろうしない。

飼い主のおじさんが、いくら家に入れって言っても入らないんだ。


猫たちも、辛くて苦しい経験をした状況を避ける。


それは、場所であったり、人であったりする。


人も一緒だ。あまりに辛い経験に似た状況に遭遇すると、扁桃体が反応するのか、体の症状として現れる。


私の場合は危機感を感じて、気持ち悪くなって、疲労感をどっと感じることが多いので、人がいる場所を避ける。


猫吉が変なおじさんを見て、脱兎のごとく逃げたことがある。

私は、猫吉に激しい同情心と共感の念を抱いた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

猫吉と猫太郎 @koto_wari

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ