気鋭合体ガンバルオン ~努力と気合で世界を救え!~ 

鷲鷹 梟

第0話 日常の崩壊

「な、なんだよこれ……」


 目の前にいるを見て、俺は腰を抜かし動けないでいた。

体長40メートルはあるであろう異形の生命体。

異形の生命体が放つ毒ガスを浴びた人間はその目から光を失い、まるで魂を抜かれた人形のように寝転んでいる。


一体、何が起きたのか


 俺たちの住む世界は平和で、こんなアニメや特撮みたいなことは起こらないと思っていた。

それなのに、現実は非現実に変わる。

いとも簡単に、俺たちの世界は崩れたのだ。


 異形が攻撃を放つ。

もう終わりだ。

ここで俺は死ぬんだ。

全てを諦め、目を閉じる。


だが、未来は世界を見捨てなかった。


 異形の攻撃は、俺に届かない。

いつまでもやってこないその瞬間ときに違和感を覚え、瞼を開く。

そこには、もう一つの非現実が聳え立っていた。


「ロボッ……ト?」


 巨大なロボットが、異形の攻撃を受け止め俺を救った。

今考えれば、ここから全ては始まったのかもしれない。

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