勇者って何なんだろう……
ゲームのRPGではお馴染みの勇者ですけど、定義は様々ですよね。ただ、私は思うんです。勇者も職業ではないかと。いや実際カテゴリ的に勇者=職業のゲームは多いですよ?
だからと言って、普通の職業みたいに転職可能な勇者、つまり辞められる勇者っているのかなと。大抵のゲームの場合、勇者は勇者として生まれ、物語が終わるまで勇者であり続けます。伝統産業の後継ぎみたいなものです。何代目勇者みたいな感じ?
物語の勇者もまた、経験を重ねて勇者と呼ばれるようになったと言うパターンはあるにせよ、基本的に勇者って呼ばれ続けますよね。勇者を辞めるイベントみたいなのが作中に発生でもしない限り。そうして、途中で辞めたにしても最後には勇者に返り咲いて物語は閉じられる事でしょう。
思うのですけど、私の定義する勇者はやっぱり職業であり、肩書みたいなものだと思うんですね。物語で英雄視される勇者ほどは重くない。その方が『リアル』なんじゃないかなあ。
その人しか出来ない、定められた人しかなれないのではなく、条件を満たせば誰でも勇者になれる。そうして嫌になったり、他にやりたい事があったら辞められる、そう言うものでもいいんじゃないかな。
例えば、辞令で「君、明日から勇者をやり給え」って言われて勇者をやる事になった、でもいいと思うんですよ。後、当番制で「俺来年から半年勇者やんなくちゃなんだよ~」でもいい。言うなれば、勇者役をやらないといけない、みたいなのでもいいのではないかと思うんです。
そりゃ物語的には、何百年に一度復活した魔王を倒すために転生してきた、他の誰にも代わりが務まらない特別な存在の勇者の方がドラマチックに描けるのでしょうけどね。まぁこう言う考え方もあるよ的なアレで。
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