前のエピソード――今更ゆたぼん君について

　プリウス暴走、痛ましい事故でしたね。とは言っても暴走するプリウスが多過ぎて一体どの事故の話？　ってなるかも知れません。今(※執筆時)プリウス事故と言うとやっぱり４月に発生した池袋暴走事故が一番記憶に新しいとは思いますけど。

　池袋以前でも暴走事故と言えばプリウスと言ってもいいくらい、プリウスは暴走しがちでした。コンビニに突っ込んだ、病院に突っ込んだ、様々な施設に突っ込む車のプリウス率と言ったら……（汗）。これ実際に調べている人もいそうです。どうなのかな？　いてもおかしくない。それほどプリウスは暴走するイメージがあります。

　暴走でプリウスが注目され始めた時、単に一番人気だからそう見えるだけなのでは？　と言う説が世間の認識だったと思います。今でもそう思う人が多いのかな。

　私は別にプリウスが誤動作を起こすとか、そう言う事が言いたいのではありません。世界のトヨタが自信を持って作っている製品です、性能自体に不具合はないと私も思います。ただ、プリウスが暴走してしまうのには、プリウスらしい原因があるのではないかなと思うようになったんです。つまり、構造上の問題ですね。

　そう考えるようになったのは井口博士のブログに関連記事が載っていたからなのですが、プリウスって他の車に比べてアクセルとブレーキを踏み間違えやすい配置になっているのだとか。なので足さばきがおぼつかなくなった御老体が焦ると暴走事故に繋がると、記事ではそう結論づけていました。なるほどです。

　ネットでは、暴走事故が起こる度にＭＴ車にすべしと言う事が言われてきました。ＭＴ車なら急発進させようものなら車は止まってしまいますからね。暴走するくらいなら止まってくれた方がマシです。運転技術のある人ならＭＴ車に乗ってもらいたいところですね。運転も楽しいですよ。

　話をプリウスに戻しますが、プリウスは足元以外にもシフトレバーも普通の車より分かり辛いみたいですね。どうしてそう言う車が高齢者に人気なのでしょう。と思ってネット記事をあさっていると、プリウス自体がシニア層向けに作られていると書かれた記事が目に止まりました。つまり車を購入する時に勧められるままに買っている人も多そうな雰囲気です。実際は分かりませんけど。

　暴走事故にプリウスが多く関わっているなら、高齢者にはプリウスを販売禁止にしてはどうかとも思うんですよね。それで暴走事故が減ったなら、確実にプリウスに問題があったと言う事になります。逆の結果が出るかもですが。そうなったらプリウス無罪と言う事で。

　携帯に高齢者用があるみたいに、アクセルとブレーキを踏み間違えないようにとか、シフトレバーが分かりやすいとか、とにかく運転のしやすい高齢者向けの車を作って、該当者はこれしか運転しちゃダメとかに出来ないかなと思ったりもします。それでも完全に踏み間違えを防ぐ事は出来ないかもですけどね。

　でも、こうすれば少なくとも暴走事例を減らす事は出来るんじゃないかなぁ。運転に自信のある高齢者はそう言う仕様の車には乗りたがらないでしょうけど……。