アンチ意見は強く印象に残る

 ネットには様々なコメントが並びます。皆さんも何か商品を買う時に参考にする事も多いのではないでしょうか。私もAmazonレビューとか参考にしまくります。

 しかし、そのレビューが問題だったりしますよね。欲しがっていたものが思わぬ低評価の嵐で購入を諦めてしまったり。どんな商品にも間違いなく低評価はあって、そればかりを信じてしまうと何も買えなくなります。


 例えば、耐久性が気になる製品があったとします。そう、外付けHDDとか。さて、どれがいいか早速ネットで調べます。すると総合評価の高いものが見つかりました。

 そこでその商品のページに飛んで詳しいレビューを読もうと商品の画像をクリックします。並んだレビューは概ねその標品を勧めるものばかりが並んでいましたが、そこで低評価のレビューが目に入ります。興味本位でそのレビューを読むとすぐに壊れた、最低。と言う内容が並んでいました。


 外付けHDDと言えば100%正常な製品だけが出荷される訳ではありません。中には不良品が出荷されてしまう事もあります。それは運の問題とも言えるものなのですが、その不良品を手にしてしまう可能性は誰にでもあるものです。

 勿論多くの人は正常な製品を手に入れる事が出来ますが、不良品のレビューを見てしまうと自分が買った物も不良品になってしまうようなイメージが頭の中を支配してしまうんですね。


 アンチな意見は少数でも印象が強く頭に残ってしまいます。製品の評価だけでなく作品の評価もまた同じです。どんな作品にも好みがあって、合わない場合はとことん合いません。

 けれどアンチの意見を読むとその作品がその評価の通りに見えてきてしまう――その作品に特に思い入れがなければ――。


 作品でアンチ意見と言えばゲームのレビューが少し前に話題になっていましたね。国際的にも日本のレビュワーは低評価をつけやすいと。低評価の理由もコメントを読むと正当な理由じゃないものも多い感じです。ま、説得力のないレビューは読んでも大して影響受けませんけどね。


 アンチな意見と言えば、ほんの数人だけが過剰に反応しているって事もよくあります。炎上した話題においてそう言う事をよく言われますよね。私もこの説を支持したいと思います。

 芸能人とかの炎上もファンならおかしい意見をスルー出来ますが、ファン以外の人がその意見を信じ込んでしまったり……おかしな意見に振り回されないようにしたいものです。


 以上の事から人の意見は人の意見、飽くまでも参考程度に止められるように心を鍛えなければならぬぞと肝に銘じたいところ。

 大抵の物事にはアンチがいればファンもいます。例え好きなものが酷く言われていても、その意見に引っ張られすぎないように冷静な視点で物事を見定め、出来るだけ自分の感性を信じていたいと思います。

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