評論家の言う事はを鵜呑みにしてはならない

 テレビの情報番組でよく出てくる評論家の皆さん。彼らの言う事は一見最もで説得力があってつい信じてしまいがちですよね。私もその多くの意見に驚いたり頷いたりしております。


 しかし、しかしです皆さん!どんなにそれっぽい意見であったとしても彼らの意見をそのまま鵜呑みにするのは危険です。ああ、そう言う説があるんだな、位に考えておくのが一番です。


 それは何故か?彼らは責任を取らないからです。言いっぱなし。後で間違いだと分かってもその事で自分の発言を謝罪したって言うのを聞いた事がありません。それを追求したら多分言い逃れをするでしょう。

 それはその時参考にした文献ではそう言っていたとか、当時はそう言う説が有力だったとかそう言う答えが返ってくるはずです。


 そもそも自分で導いた答えを言っている評論家がどれだけいると言うのでしょう?例えば評論家ばかりが登場するホンマでっかな番組で、評論家が自説の根拠に使うのは誰かが頑張って導き出した説です。私がその件について研究して自分で導き出しましたって人はいるでしょうか?私はあの番組を殆ど見ないので中にはそう言う人もいたのかも知れませんが。

 って言うかそう言う説を見つけて紹介するだけなんだから評論家なのでしょう。自分で研究していたら、もうそれは評論家でなくて研究者ですもんね。


 ホンマでっかな番組を見ると評論家の多さに呆れてしまいます。何でそんなジャンルの評論家がいるんだよ?ってツッコミをするくらいです。考えてみたら評論家って自称だから言ったもの勝ちなんですよね。言葉に説得力があれば誰にでも出来ます。


 評論家が自分の言葉に無責任なんですから、聞いている方も同じ態度でいなくちゃダメです。信じ込んで騙されても誰も責任は取ってくれませんよ。ホンマでっかな番組の注書きでもこれは説のひとつですよって警告してますでしょ。これって健康食品のCMの個人の感想であり効果を証明するものではありませんのテロップと同じ事ですよ。


 人は真実を信じるのではなく信じたいものを信じてしまう傾向にあります。だからこそ変なものに騙されたりもしますし、権威に弱いのです。テレビに出ている人だから言っている事は正しい!別にそんな事はありません。テレビの情報だって玉石混交です。天下のNHKだって時には間違った情報を流したり捏造したりしています。


 今はネットを使って情報の裏取りをする事が簡単な時代になりました。どうか皆さんも情報を扱う時はすぐにそれを信じるのではなく、そう言う話があるんだ、ふ~ん程度の認識から始めて欲しいと思います。

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