第410話 夏の休暇のお約束③

 ファランとアズランのところの料理人さんが、湖の畔で食べるように作ってくれたお弁当はとても美味しかった。

 至福の腹ごしらえを終え、午後を遊び尽くす前の小休憩とばかりにうとうととしていたとき、奴らはやってきた。



 「久しぶりだな、我が花嫁殿。元気そうで何よりだ」



 最初に聞こえたのはそんな声。

 目を開けて声がした方へ顔を向けると、2人の男がゆったりとした足取りで近づいてくるのが見えた。



 「お久しぶりです。でも、私はあなたの花嫁ではありませんし、こちらにお招きした覚えもありませんけど」



 ファランの声が尖っている。

 きっとさっきの声の主が、ファランとアズランを狙う迷惑な奴なのだろう。



 「そうだったか? 俺の兄弟達はのんきに遊んでいるようだが? それに俺が混ざっても別にいいだろう? 俺だって花嫁殿のいとこにはかわりないのだからな。花嫁殿の別荘の使用人達も、ちょっと撫でてやったら快く迎え入れてくれたぞ? なぁ? ジグゼルド殿」


 「は。みな、這いつくばって歓迎してくれましたな。流石ルキーニア公爵家。忠義心の篤い使用人をお持ちだ」



 ジグゼルド、と呼びかけられた男の声がした瞬間、シュリの頭の下の太股の筋肉が緊張したのを感じた。

 シュリは2人の男のうち、前の男に追従するように歩いてくる男の顔を冷たく見つめる。

 あれが、ジェスがこの国を出るきっかけとなった奴か、と思いながら。

 マスクを付けているとはいえ、ジェスはこの場にいるのが辛いかもしれない。

 そう判断したシュリは、ジェスを見上げて彼女の名前を呼んだ。



 「ジェス?」



 そして、彼女の目線が自分へ向くのを待ってから、更に言葉を続けた。



 「別荘の使用人さん達が心配だ。アズランと一緒に様子を見てきてくれる? それでいいかな、ファラン」


 「……そうね。アズラン、彼女と一緒にみんなの様子を見てきて」


 「……大丈夫か?」


 「大丈夫よ。レセルお兄さまもスリザもいてくれるもの。それに、シュリがいるわ」


 「そう、だな。じゃあ、行ってくる。ジェス、行こう」


 「あ、ああ」



 アズランに促され立ち上がったジェスが、シュリをちらりと見る。

 シュリはジェスを安心させるように微笑んで、



 「僕は大丈夫だから、アズランを手伝ってあげて?」



 そう告げた。

 その言葉にジェスは頷き、アズランと共に別荘の方へと戻っていく。

 それを見送ってから、シュリはファランを守るように彼女の前に立った。

 更に、ファランの左右にはレセルファンとスリザールも立ち、防御は完璧だ。



 「オリアルド兄上。俺もスリザールも、ファラン達に招かれたからここにいるのです。勝手に押し掛けた訳ではありません」



 顔色の悪いファランの肩を支えるように抱き、レセルファンが異母兄の顔をまっすぐに見つめる。

 オリアルド、と呼ばれた男はシュリの目の前で足を止め、ファラン以外の虫けらを睥睨した。



 「弱い犬ほどよく吠える、というぞ、レセルファン。そう吠えるな。俺は愛しい女の顔を見に来ただけだ。恋する女に会いたいと思ってなにが悪い?」



 そう答え、甘やかにファランを見る瞳の奥に、冷静で打算的な光があるように見えるのは、きっと気のせいじゃないだろう。

 彼は恋するふりをしているだけだ。

 その方が、ファランを手に入れるのに都合がいいから。

 そんな風に思いながら、シュリは目の前の男の、洗練された中に野性味を残した美貌を見上げる。


 彼の名前を、シュリはもちろん知っていた。

 オリアルド。

 この帝国の第二皇子であり、レセルファンとスリザールの異母兄。

 彼は正妃の生んだ皇子ではなく、側室である二妃の生んだ皇子だった。

 その二妃は、元々はスヴァル公爵家の姫君であり、オリアルドと、かつてジェスを窮地に追いやったジグゼルドもまたいとこ同士ということになる。

 アズランやファラン達が、皇子達にとって父方のいとこであるように。

 ファランを視界におさめたオリアルドは、値踏みをするように彼女の全身を眺め、それから満足そうに笑った。



 「思ったより育っているな。これならすぐにでも俺の花嫁に出来るだろう。ジグゼルド殿もそうは思わぬか?」


 「確かに。花開く寸前、と言った風情で非常にお美しいかと。オリアルド殿下に似合いの花となりましょう」


 「だそうだぞ? 我が姫君。さあ、駄犬や子犬と戯れるのはそのくらいにして、未来の夫の相手をしてもらおうか」



 筋肉質な腕がファランへと伸びる。オリアルドの口元に浮かぶ肉食獣の笑みに、ファランが怯えたように身をすくめるのが分かった。

 だが、その手はファランに届く前に阻まれた。

 レセルファンの、程良く引き締まった力強い腕によって。



 「……なんのまねだ?」


 「オリアルド兄上。無体なまねはおやめ下さい。ファランが怯えています」



 オリアルドの目がぎろりとレセルファンを睨む。

 その目を、レセルファンはひるむことなく見つめ返した。



 「俺の邪魔をするとはいい度胸だ」



 殺気にも似た憎しみをその瞳に燃え上がらせ、オリアルドが手を振り上げる。

 レセルファンにそれをよける気配はない。

 どうやら、黙って彼の拳を受けるつもりのようだった。

 しかし、それを良しとしない者がいた。



 「レセルを傷つける奴は私が許さない!!」



 そんな言葉と共に、振り下ろされたオリアルドの拳をぱしっと受け止めたその人を見て、シュリはまあるく目を見開いた。

 そして思う。

 あ、忘れてた、と。


 現れたその人は、人の姿の風龍・アマルファ。

 彼女とレセルファンが自然に出会えるようにお膳立てをしていたのだが、いつまでたっても彼女が姿を現さなかったせいもあり、すっかり彼女の存在を忘れていた。

 何で今頃、とぽかんとした顔で彼女を見上げていると、彼女もまたシュリの視線に気づいたのだろう。

 ちょっとばつの悪そうな顔をして、非常に小さな声で、



 「だ、だって、この水着とかいう服が恥ずかしすぎて中々勇気が出なかったんだもん」



 言い訳のようにそう言った。

 だが、そう言う彼女の気持ちも分かる。

 アマルファの体型をオーギュストに伝え、急遽作ってもらった水着なのだが、確かに少々布地が少なく刺激的だ。

 一応ワンピース型だが、胸元の切れ込みはへその少し上まで続き、開かないように紐で編み上げられてはいるが、肌色の露出率はかなり高い。

 水着初心者には少々ハードルが高い代物だ。


 だが、それでもその恥ずかしい水着を身につけ、こうしてレセルファンの危機に飛び出してきた彼女は、それだけ彼のことが好きなのだろう。

 それが異性への好意か、主への好意かは、まだ掴めないけれども。



 「きみは……?」



 はじめて見るアマルファの人としての姿に、レセルファンが驚いたように目を見開いている。

 当然の事ながら、己の龍が人の姿をとって会いに来たと気づいている様子はない。



 「大丈夫? レセル? 痛いところはない? あなたは私が絶対に守るから大丈夫だよ」



 オリアルドの腕をしっかりと握ったまま、彼女は振り向き、無事を確かめるようにレセルファンの頬に手のひらを当ててその瞳をのぞき込む。

 彼女の瞳を間近で見たレセルファンはさらなる驚きに息をのんだ。



 「龍の、瞳」



 小さく呟き、その黄金の輝きに魅せられたようにアマルファの瞳をじっと見つめる。



 「君は、一体……?」


 「レセル、私は……」



 レセルファンの疑問にアマルファが答えるより先に、



 「龍の瞳、だと?」



 オリアルドが掴まれた腕はそのままにもう片方の腕で、アマルファを己の方へ引き寄せた。

 そして彼女の顎を掴み、その顔を固定して瞳をのぞき込む。



 「ふ、む。まがい物ではなさそうだな。女、どこの生まれだ。この国の者か?」


 「くっ、は、はなせ!! お前如きが手を触れていい女ではないんだぞ、私は!!」


 「威勢がいいな? だが虚勢を張るのはやめろ。この国で俺よりも高貴な人間の数は少ないし、身分のある者に龍の瞳の娘がいれば噂にならぬはずがない。と言うことは、お前の身分はたいしたものではない、ということだ。たとえ異国から来た旅人であろうとも、この国で俺に逆らうのは命取りだぞ? 大人しくしていろ、女。幸い、お前は見目がいい。まあ、少々ボリュームが足りぬのは興ざめだが、子を産ませるのにそれは関係ないしな。俺が辛抱すればいいだけの話だ。喜べよ、女。お前に俺の子供を産ませてやるぞ。お前と同じ、龍の瞳の子を産めば、お前の将来も安泰だ」


 「くそっ。誰がお前の子など産むものか!! はなせっ。はなさないと酷い目にあわせるぞ!?」



 身勝手なオリアルドの言い分に苛立ったアマルファの龍気が膨れ上がるのを、シュリは感じた。

 イルルが人身から龍身へ転身する時もこうして龍気があふれ出す事を知っていたシュリは慌てて2人の間に割って入る。

 アマルファの正体をレセルファンにバラすのが目的ではあったが、こんなに大勢の前で大々的に発表すべき事ではない。


 とはいえ、普通に割って入るには、シュリは少々小さすぎた。

 なので、二人の間に体を滑り込ませると、シュリはぴょんっとジャンプした。

 オリアルドのあご先にヘディングシュートを決めるように。



 「そう頑なになるな。すぐに俺なしではいられぬ体にしてや……あぐっ!?」



 狙い違わずシュリの頭のてっぺんがオリアルドの顎を強打し。

 たまらずにオリアルドがアマルファから手を離したその隙に、



 「アマルファ。ここで戻るのはまずいよ。一旦ひいて? レセルファンは僕が必ず守るし、すぐに君の元へ返すから、いつもの姿で待ってて?」



 アマルファだけに聞こえるようにささやく。



 「……分かった。レセルをお願い」



 アマルファもこの場でいつもの姿になるのはまずいと気づいたのか、素直に頷いてその場を離れた。

 ものすごい早さで。



 「あ、君!! 待って!! せめて名前だけでも!!」



 レセルファンがそう言って手を伸ばす間にも、彼女の姿は豆粒のようになり、あっという間に見えなくなった。

 それを確認してホッとしたのもつかの間、シュリは襟首を掴まれて、その体をぶらんと宙につり上げられていた。



 「きさま、いま、おれに、なにをした?」


 「頭突きを少々。お姉さんが嫌がっていたので。無理強いは、男の品格を落としますよ? オリアルド殿下」



 すごむオリアルドに、シュリは小首を傾げてそう返す。



 「ほう。俺が誰か知ってはいるようだな? 俺が恐ろしくないのか?」


 「もちろん怖いですけど、他国の貴族に考えなしに手を出すほど愚かな方ではない、と思っていますから」


 「……中々肝が据わった小僧だな? 名は?」


 「シュリナスカ・ルバーノ。ドリスティア王国に仕える貴族のしがない跡取りで、ファランとアズランの友達、ですよ」


 「ドリスティアの貴族の子供か」


 「オリアルド様。他国の貴族への手出しは流石に。少なくとも、これほどの人目がある中では……」



 シュリの素性を聞いたジグゼルドが、オリアルドの耳元にそう耳打ちするのが聞こえた。

 人目がなけりゃいいのか、と突っ込みたいところだが、恐らくその通りなのだろう。

 人目がなく、自分達がやったとバレない状況であれば、奴らがシュリを害することに躊躇はしないに違いない。

 ジグゼルドの言葉を受け、オリアルドはシュリを憎々しげに睨んだ。



 「ふん。他国の貴族で命拾いしたな、小僧。今回は見逃してやる。だが、今回だけだ。次はどうなるか分からぬぞ。それを肝に命じておくことだ」



 そうすごんで、オリアルドは掴んでいたシュリの襟首を空中でぱっと離した。

 当然の事ながらシュリの体は地面に向かって落下する。

 だが、それくらいでどうこうなる訳もなく、シュリは危なげなく地面に着地してオリアルドを見上げると、



 「はい。気をつけます」



 そう返してにっこり微笑んだ。

 表面だけの、全く感情の入っていないシュリの微笑みに、オリアルドは苦虫を噛み潰したような顔をしたが、その連れのジグゼルドはシュリをじぃっと見つめてきた。その瞳が、イヤな感じの熱を帯びているように感じるのは気のせいだろうか?



 (たぶん、気のせいじゃないんだろうなぁ)



 ちょっとうんざりしつつ、シュリはジグゼルドの視線を無視する。

 ジェスの話の印象では、女好きのゲスな男というイメージだったが、恐らく、その対象は女性だけではないのだろう。

 ジグゼルドから感じる粘ついた視線が、それを物語っていた。



 (僕みたいな子供でもいいなんて、どんな変態だよ)



 素直にそう思うが、世の中にはそういう変態がそれなりの数いることは分かっていた。

 個人的嗜好がどんなものであっても、人に迷惑をかけないのであればそんなの個人の自由。

 でも、他者を踏みにじり害を与えるのであれば話は別だ。

 悪い子は、己の罪に見合った罰を受ける。



 (僕は自分の大切な人を踏みにじられても平気で生きていけるほど、優しい人間じゃないからね)



 心の中で呟き、シュリは冷たく目を細める。

 ジェスの件でジグゼルドは有罪。

 オリアルドも、ファランとアズランに害を与えようとするなら、シュリは黙って見ているつもりはなかった。



 「興が冷めた。残念だが、今日はもう帰ることにしよう」



 ふん、と鼻を鳴らしオリアルドが言うと、ファランがほっと息をつくのが分かった。



 (ま、流石に、こんな真っ昼間から事を起こすほどバカじゃないってことか)



 いっそ、それくらいバカだったら楽だったのになぁ、と思いつつ、シュリが見上げる目の前で、オリアルドの手が再びファランに伸びた。

 一瞬気を抜いていたファランの頬にオリアルドの手が触れ、



 「名残惜しいが、こうして離れ離れになるものもうしばらくの辛抱だ。今度は正式にお前を迎えに行こう。我が花嫁としてな」



 甘く、どこまでも甘く、だがファランにとっては迷惑でしかない言葉を口にする。

 ファランはオリアルドの手から逃れるように身を引き、レセルファンの腕にしがみつくと目の前の身勝手な男を睨んだ。



 「私があなたとの結婚を承諾するとでも? 死んでもごめんだわ!」


 「気の強い女は好きだぞ。気の強い女を、屈服させて俺のモノにするのはな。その時が楽しみだ」



 にぃ、と笑い、オリアルドはジグゼルドを連れて去っていった。



 (なんか、ほんと、迷惑な人だなぁ)



 と思いつつ、彼らが去っていくのを見送るとはなしに見ていると、脇から伸びてきた腕にぎゅうっと抱きしめられた。



 「シュリ。怖い目にあわせてごめん! 僕、君を守れなかった!!」


 「いいんだよ、スリザ。大丈夫、ちっとも怖くなんてなかったから」



 ぷるぷる震えるスリザの腕の辺りをぽんぽん叩いてなだめていると、反対側からもぎゅうっと抱きしめられる。

 ほっそりしなやかなその腕の持ち主はファランだった。



 「えっと、怖くなかったよ?」



 一応そう主張してみると、耳元でファランがクスリと笑う声が聞こえた。



 「それは心配してないわ。シュリは強いんでしょ? でもありがとう、シュリ。守ってくれて」



 守ってくれてありがとう、と言われるほどの仕事をしたとは思えないが、彼女の言葉を否定する事もないだろうと黙って抱き枕に徹していると、その頭に大きな手のひらがポンと乗せられた。

 見上げると、レセルファンが微笑んでこちらを見ていて、



 「シュリのおかげでオリアルド兄上を撃退できた。助かったよ、シュリ」



 そう言いながらシュリの頭を優しくなでた。

 撫でながら、



 「しかし、途中で現れたあの女性は、一体誰だったんだろうなぁ」



 レセルファンは不思議そうに首を傾げる。

 シュリは、彼女の正体を明かすわけにもいかず、



 「さ、さあ? だ、誰だったんだろぉねぇ??」



 すっとぼけてそう返し、首を傾げて見せた。

 そんな2人の会話に、



 「レセルお兄様はずいぶんあの女性の事を気にされているのね。もしかして、ああいう女性がお好きなのかしら?」



 唇を尖らせたファランが乱入する。



 「そういうんじゃないよ。ただ、なんだかよく知っている人のような気がしただけなんだ」



 いとこの少女の可愛らしいヤキモチに、レセルファンは苦笑しながら答えた。



 「知っている方だったの?」


 「いいや。彼女の姿を見た覚えはないよ」


 「ほんとうに?」


 「ああ。1度でも見たことがあれば、あんな鮮やかなエメラルドの髪の女性を忘れはしないと思うよ。それに、あの瞳だしね」


 「確かに、すごく印象的な女性だったものね」


 「だから余計に不思議なんだよ。彼女を見たことがないのは分かってる。俺の記憶に、彼女のような容姿の女性はいないからね。なのに、初めて会った気がしないんだから」



 本当に不思議そうに首を傾げる青年を、ファランが複雑な表情で見つめる。

 何となく、ファランの言いたいことが分かる気がした。

 彼女はきっとこう言いたいのだろう。

 会ったことがないのに会った気がする。それって運命じゃないの? と。


 でも、彼に淡い恋心を抱く彼女はそれを口に出すことが出来ない。

 言ってしまったら、それが本当になってしまいそうで怖いから。



 (レセルは実際アマルファを知ってるけど、彼女の人の姿を知らない。だからレセルの感覚は正常なんだけど、今、それを明かしても信じてもらえないだろうしなぁ。ファランにも、そういう意味の運命とは違うから平気だよって言ってあげたいけど、何でそう思うかって聞かれたときに理由を答えられないから言えないし。早く、アマルファの正体をレセルに知ってもらわないとなぁ)



 真実を知っているけどまだ明かせないシュリは何ともいえず心苦しい思いで、首をひねるレセルファンとそれを切なく見上げるファランを見るしか出来ないのだった。

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