第346話 王都に降り立つ蒼き影②
アイスブルーの髪と瞳の、驚くくらい美しい女性の背中に、ジュディスは鋭いまなざしを注ぐ。
シュリのスキルにより底上げされた感覚は、あの女性の尋常ではない存在感をしっかりとかぎ取っていた。
上手に擬態し、気配も抑えていたので、普通の人には分からないだろう。
しかし、シュリの愛の奴隷はバージョンアップされ、主のステータスを10%もその身に反映されているため、普通の人とは言えないのが現状である。
シュリが軽く人を卓越し少なく見積もっても化け物レベルなので、その能力を10%上乗せされた愛の奴隷達もかろうじて人の範疇に引っかかってる程度には強くなった。
まあ、それでもヴィオラの強さには及ばないので、個人だけでそれだけ強いヴィオラは、流石シュリの祖母と言ったところである。
そんなちょっと人の域を抜けつつある状態だからこそ分かった。
今日シュリを訪ねてきた女性は、人の姿をしていても人ではない、と。
シュリの眷属の中でも、飛び抜けた存在感を内包するイルルとあの女性の種族はおそらく同じ。
イルルヤンルージュという名前に聞き覚えはないが、彼女が探す友人というのは、おそらくイルルの事だろう。
イルルの名を出され、建前上の設定を告げておいたが、彼女は納得しただろうか?
とぼけても良かったのだが、イルルという娘がこの屋敷に出入りしている事など、ちょっと周囲で聞き込みをすればバレてしまう事だから、無駄な嘘をつくのはやめた。
とりあえず、イルルが今、この王都にいないのは幸いだった。
もし本人がこの王都に居たとしたら、あの人外の女性はすぐにイルルの漏れ出る存在感を察知してしまっていた事だろう。
あの女性がイルルにとってどんな存在かは分からないが、問題はシュリの迷惑になるかどうか。
あの女性がシュリの障害になるようであれば、どんな手を使っても取り除かねばならない。
(でも、まずは、シュリ様へ事の次第を報告して、指示をあおがないといけないわね)
そう判断し、ジュディスはいそいそと愛しい主に念話をつなぐ。
愛しい主の邪魔をしてはいけないので、よほどの事がなければ念話をしない、と心に決めていた。
だが、これは、よほどの事の部類に入るだろう、と大義名分を得たジュディスはこぼれる笑みを押さえることが出来なかった。
『シュリ様?』
深呼吸をしてから頭の中で愛しい人の名前を呼ぶ。
すると、打てば響くように、
『ジュディス? どうしたの?』
幼げでありつつも凛々しさも内包する、シュリの魅力に満ちあふれた声が頭に響いた。
それだけで腰砕けになりそうなところを、どうにか踏みとどまり我慢して、
『シュリ様。お忙しいところをお邪魔して申し訳ありません。早急にお知らせした方がいいと判断した情報がありご連絡しましたが、今は大丈夫ですか? 時間をずらした方がよければ後ほどご連絡します』
出来る秘書の仮面をしっかりとかぶり、問いかける。
仮面の下のジュディスは、大好きなシュリの声を感じられて、しっぽがちぎれるくらい振っているわんこ状態になっているのだが、そんなことはみじんも感じさせずに。
『ちょうど一段落したところだったから大丈夫。僕の方も、ジュディスに伝えておきたい事があって、1度連絡を入れようかなって思っていたところだったんだ』
『では、タイミングはぴったりだった、と言うことですか。それなら良かったです。やはり、私とシュリ様の相性はバツグン、と。そういうことになりますね』
『あ、相性。あ、うん。そ、そうだね。えーと、それで、ジュディスの報告ってのは?』
『いえ、よろしければシュリ様からどうぞ』
『そう? んじゃ、手短に』
『はい』
なるべく長くシュリ様の声を聞いていたいので、手短じゃなく可能な限り長めで、と言ってしまいそうになる己の欲望を抑えきり、ジュディスは肯定の返事を返すだけに止める。
『今回の旅に同行してるオーギュストなんだけど……』
『オーギュスト、ですか? 彼が何か粗相でも?』
『僕の眷属になったから』
『けん、ぞく?』
思わずこてんと首を傾げてしまった。
確か、以前にシュリのテイムスキルについての説明を受けた際、雌しかテイム出来ない上に、獣っ娘という第2形態を強制的に与えてしまう、特殊なテイムスキルなのだと聞いた気がする。
そうだとすれば、明らかに男性のオーギュストは眷属に出来ないはずだ。
果たして悪魔はテイム出来る側なのか、という疑問は横に置いておいたとしても。
男性を眷属に出来た、ということは。
『シュリ様、念願の普通のテイムスキルを手にいれられたのですね? おめでとうござ……』
『あ、いや、うん。それは手に入ってないんだけどね?』
シュリの願いがかなったのだと、祝いの言葉を伝えようとしたら、そうじゃないとやんわり否定された。
なら、どうやってオーギュストはシュリの眷属になったというのだろう。
興味がないのであまりしっかり見たことは無かったが、オーギュストは顔立ちこそ美しくはあるが、女性らしいところは皆無だったように思う。
男性らしい男性だと思っていたが、まさか実は女性だった、とかいうオチなのだろうか?
『……では、オーギュストはどうやってシュリ様の眷属になったんでしょうか? 差し支えないようでしたら教えて頂けますか? 確か、オーギュストは男性、ですよね?』
内心首を傾げながら問いかける。
『僕もそう思ってたんだけどね? オーギュストが言うには、悪魔に性別はないらしいんだ。召還されて受肉する時に、自分の精神にあってるとか好みだとかで性別を選ぶだけで』
『そうなんですか? 知りませんでした』
当人の口から判明したらしい新事実に、ジュディスは軽く目をみはる。
シュリの為に、古今東西、多種多様様々な情報を収集してきたが、まだまだ足りなかったようだ。
もっともっと頑張らなくては、とこっそり拳を握るジュディスを知ったらシュリは言うだろう。
それ以上頑張らなくていい。十分だ、と。
でも、それではジュディスの気が済まないので、優しい主には内緒でこっそりと、更なる情報網の充実を己に誓うのだった。
『うん。僕も知らなかった。で、オーギュストに眷属になりたいって言われた時に、理由を説明して無理だって伝えたんだけど、試してほしいって言われて試したら……』
『た、試したら?』
『あっさり眷属に出来ちゃったんだよね、これが』
びっくりだよね、と笑うシュリの声を聞きながら、ジュディスの脳裏にある疑問が浮かぶ。
シュリの眷属に付き物のあの形態は、オーギュストの場合どうなっているのだろうか、と。
『ということは、オーギュストもあの形態を得た、という?』
『ん~。オーギュストっぽいところをちゃんと残したままの美人さんが出来上がった、とだけ言っておこうかな。後はジュディスが自分の目で確かめてみるといいよ。といっても、タペストリーハウスの中以外では、男性形態で過ごすつもりだろうけど』
オーギュストは、男性形態の普段の姿の他に、ばっちり女性形態も得たようだ。
秘書として、シュリに関わる女性関係の情報をきっちり把握しておくのも仕事のうちなので、近々、オーギュストの女性形態をきっちり見ておく必要があるだろう。
シュリへの想いがどの程度か、という部分も含めてしっかりと。
そんなことを考えつつも会話を続ける。
『そう、ですか。それにしても……』
『うん?』
『悪魔って眷属に出来るものだったんですね』
『ああ、それ? 僕も驚いた。っていっても、テイムするにはまず屈服させる必要があるから、普通は眷属にしようとか考える人はいないだろうけど』
シュリの言葉に、確かに、と頷く。
悪魔を眷属にするには、最低限悪魔より強くなければならず、それは一般的な人類には少々ハードルが高いだろう。
悪魔を眷属に、という荒技は、シュリだからこそ出来た偉業に違いない。
とはいえ、シュリはもうそれに負けず劣らない偉業を成し遂げているが。
そして量産される偉業は、これからも増え続けるに違いない。
『さすがはシュリ様です。他の者にも、私から伝えておきますね』
『ん、お願い。あ、それからちょっとした注意事項なんだけど……』
『なんでしょう?』
『長年男性形態だったオーギュストは、女の子になりたてでおっぱいに興味津々だから、一応気をつけてね?』
女の子になりたてでおっぱいに興味津々。
少々意味不明だが、シュリが言うのなら一応注意しておくべきだろう。
『……それも、あわせて伝えておきます』
『よろしく。僕の話はこれで終わりだから、ジュディスの報告を聞こう』
『はい。実は、少し前にシュリ様に会いたいとお客様がいらっしゃいまして……』
◆◇◆
『ふぅん。イルルヤンルージュって名前に心当たりがないか、そう言ったんだね?』
『はい。そのすぐ後、イルルという名前についても心当たりを問われました。こちらは隠してもすぐバレてしまいますので、シュリ様が重用している冒険者の連れ子で、今はシュリ様の旅に同行して不在だとだけ伝えておきました。よろしかったでしょうか?』
『うん。その対応で問題ないよ。ジュディスが名前を聞いてくれたし、蒼い髪に蒼い瞳っていうのも特徴的だし、後でイルルに聞いてみるよ。とはいえ、ジュディスが感じたように、十中八九、イルルと同種の人だろうね。イルルヤンルージュって名前は、イルルが僕の眷属になる前の名前だから。友人、と言うからには、イルルと同程度の実力があると思っておいた方がいいだろうな。と言うことは、その人もイルルと同じ、
ジュディスの報告を聞き、シュリはそう推測する。
しかし、その人はイルルになんの用があって訪ねてきたのだろうか?
彼女がジュディスに言っていたという言葉の通り、行方不明の友人を捜しに来た、ただそれだけの事なのだろうか?
もしかしたら、イルルが家出してきたという里の龍達が、いつまでも戻らないイルルを心配して、上位の存在に助けを求めたのかもしれない。
(イルルをお預かりしてますって挨拶もしないで放置しちゃったからなぁ)
最初、本当はイルルを眷属にした時点で、イルルの居たという里を訪ねて、お嬢さんは責任を持ってお預かりします的な挨拶をするべきだと思い、イルルに里の場所を尋ねた事がある。
だが、当の本人からの激しい反発があり、里の場所すら教えてもらえず。
イルルが生きて元気に暮らしているという事実すら知らせることが出来ないまま、無駄に時を過ごしてしまった。
そのせいで里の人達に心配をかけているとすれば、それは本当に申し訳ないことだと思う。
己の立場に置き換えて考えてみれば、余計にその気持ちは強くなる。
もしシュリの元をイルルがなにも言わずに離れて行方知れずになったとしたら、きっと死にものぐるいで探すだろう。
イルルは里の人達にすごく腹を立てているようだけど、彼らが反省しイルルに戻ってほしいと強く願っていたら。
イルルはどうするのだろう。里に帰りたいと、そう思うのだろうか?
里に帰る、とイルルが言い出したらどうしよう。
本当なら快く送り出してあげるべきなんだろう。
だけど……
(イルルが居なくなったら、いやだな)
寂しい、とそう思う自分を止められない。
実際に、本人からそう言われたわけでもないのに、すっかり娘をお嫁さんに出す(?)モードになったシュリは、なんだかしょんぼりしてしまう。
イルルがこの場に居たら、「妾がシュリの側を離れるわけがないじゃろ? この馬鹿者め」と一瞬でシュリの疑念を払拭してくれたのだろうが、そのイルルもこの場にはない。
シュリのしょんぼりっぷりはそのまま加速するかに思えたが、それをジュディスが放置するはずもなく。
『シュリ様の旅程は1ヶ月程度、と伝えておきましたので、次の訪問までの時間はそれなりにあると……シュリ様? どうされました?』
『え?』
『なんだかお元気がないようですが』
ジュディスの言葉にシュリは首を傾げる。
自分で想像して、勝手にしょんぼりしてただけなのに、何でバレたんだろう、と。
そんなシュリは、自分の愛の奴隷達のハイスペックさをまだ甘く見ていた。
身体能力やら知識力やら、ステータス画面に反映される諸々の能力だけが彼女達の実力ではない。
彼女達のたゆまぬ努力と能力のベースアップがうまく作用して得た特殊能力。
それはシュリに関する第六感。
いわゆる山勘ならぬ、、シュリ勘、である。
シュリに関する事にしか働かない、ステータス画面にものらないような、一般的に見たらそれほど役に立たない能力ではあるが、愛の奴隷5人はこの能力に満足していた。
このシュリ勘、とにかくシュリのちょっとした感情の変化を察するのに大変有効なのである。
とはいえ、しょせんただの勘、なので、外れることはもちろんあった。
だが、以前は10回のうち1回当たれば良い程度だったが、今は10回のうち9回は正解を選べる。
それはかなりの進歩だった。
その1回の外れですら、無心になればなくなるような気がする。
彼女達が勘を外すのは、決まって欲望が絡んだ時だったから。
そんな訳で。
ジュディスが研ぎ澄まされたシュリ勘で、シュリのちょっとしたしょんぼりをわずかな情報から的確につかんだ結果が、さっきの質問につながったという事なのだが、それを知らないシュリは首を傾げるばかり。
とはいえ、隠すような事でもないし、シュリは己の複雑な心境を素直にジュディスに伝えた。
イルルが里に戻ると言って出て行ってしまったらどうしよう、と。
その言葉を受けたジュディスはほんの一瞬沈黙し、それから、
『シュリ様?』
『うん……』
『シュリ様の想像が現実になることは100%ありませんから、ご安心ください』
きっぱりとシュリの不安を両断した。
『そう、かな?』
『そうですよ。イルルはシュリ様の事が大好きですから。無理に里に帰そうとしても、シュリ様にしがみついて離れない、と断言できます』
『そぉかなぁ? 里の者も十分反省したようじゃし、みんなが待ってるから里へ帰るのじゃ~、とか言って、ポチとタマを連れてあっさり帰っちゃわないかな?』
『シュリ様。落ち着いてよーく考えてみてください』
それでもシュリの不安は払拭されなかったようで、言い募る主をなだめるようにジュディスの言葉が続く。
『第1に、イルルが帰ろうと言ったところで、ポチとタマがシュリ様から離れると思いますか?』
『え、でも、元々はイルルの眷属だったんだし、もしかしたら……』
『あり得ません。イルルにシュリ様を越えるカリスマはありませんし、ポチとタマのシュリ様への忠誠心は本物です。なにが起ころうと、彼女達がシュリ様から離れることはない、とこれも断言できます』
『あ~、でも、それは、うん。そうか。そうだね』
『イルルに関しても同じですよ。シュリ様に出会って、眷属になり、イルルはそれまでのイルルと全く別の者になったんです。今の彼女がシュリ様以外を選ぶことなど、世界がひっくり返ってもないでしょうね』
『……そうなのかな?』
『そうですよ。イルルやポチやタマだって、私達だって。シュリ様をどうしようもなく愛している我らが、貴方の側を離れることなんて出来るわけがないんです。シュリ様が私達を手放そうとなさらない限りは。ですから、心配するだけ無駄です。それでも不安が消えないなら、イルルに直接聞いてみたらどうですか?』
とどめと言わんばかりの提案をしばし吟味してから頷く。
ジュディスの言う通り、きっとそれが一番てっとり早いし、本人の言葉を聞けば、それが良い答えであれ悪い答えであれ、納得は出来るはず。
イルルは、シュリが真剣に問えば嘘はつかないし誤魔化しもしないだろう。
たとえ、どうしても隠しておきたいことがあったとしても、イルルは顔と態度が正直だから、隠し事をしている事はすぐにバレる。
そんなイルルだから、顔を合わせて話をしさえすれば、何らかの答えを得ることは出来るはずだ。
『わかった。イルルに話を聞いてみるよ。ジュディス、アドバイス、ありがとう』
感謝の言葉を告げ、大好きだよ、と伝える。
『いえ、お役に立てたならなによりです』
そんな言葉は、隠しきれない喜びの感情と共にシュリの脳裏に届けられ。
お互いの報告を終えた2人は、また何かあったら連絡しあうことを約束し、念話を終えた。
タペストリーハウス内の自室のベッドにごろんと横になったシュリは、天井を眺めながら、遅れを取り戻そうと一生懸命に空を飛んでいるであろう己の眷属の事を思う。
(……目的地について、ちょっと落ち着いたら、ポチとタマも交えて話す時間を作らなきゃ)
その結果、彼女達がどんな選択をしたとしても、泣いてすがるような真似はすまい。
(だって、僕、男の子だもん)
男たるもの、そうそう簡単に泣いたりしちゃダメなものなのだ。
リアにほっぺたをつねられると比較的簡単に涙を吹き出す安い涙腺だが、あれはただの条件反射だから例外だろう。例外のはずだ。
前世だって、滅多に泣いたりしなかったし大丈夫。
そう自分に言い聞かせつつ、ふと、前世の自分が最後に落とした涙の事を思い出す。
死ぬ間際。友人を思い、自然とこぼれ落ちた涙を。
(桜に、会いたいなぁ)
精霊のさくらでなく、もう2度と会えない、大好きな友人の桜に。
シュリになって、もう忘れたつもりでいても、ふとしたときに思い出す。
桜という得難い友人は、前世のシュリ、瑞希にとって当時感じていた以上に大切な人だったということなのだろう。
会いたいなぁ、元気かなぁ。
桜が元気で幸せでいてくれればいいな、と思う。
あっけなく死んでしまった友達のことなど忘れて、新しい友達や恋人や家族や、沢山の人に囲まれて楽しく生きていてくれれば嬉しい、と。
桜の中から自分の存在が無くなるのは少し寂しいけど、きっとその方が桜の為にはいいことだ。
(僕が……瑞希だった私が死んでからもう随分たつし、桜のことだから、もうすっかり元気に、仲間と色々飲み歩いてるかもしれないけどね)
桜は、飲み友達が多かったからなぁ、そう思い出すシュリは知らない。
自分がその桜にとって、どれだけ大切な存在だったか。
瑞希の死を彼女がどれほど嘆き、引きずり、そして彼女がどうなったか。
そう、シュリは知らない。
シュリが生まれ落ちたこの広い大地のどこかで。
シュリが桜を思ったその時その瞬間、くちゅん、と可愛らしいくしゃみをした存在がいることを。
桜がどうなったのか、桜がどうしているのか。
その事をシュリが知るのは、まだだいぶ先の話、である。
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