無限合体ナユタイザー!

・お題一覧

天城リョウ先生:試作機

村雲唯円先生:味噌煮込みうどん

東雲メメ先生:男の娘

栄織丞先生:村雲ゅぃぇωスーパーモード

鉄機 装撃郎先生:百合

藤井機斎先生:量産型に乗るスーパーパイロット

椎那優城先生:フェチ全開

キサラギ職員先生:アデリーペンギン




 西暦2017年5月6日……あの日から世界は一変してしまった。

 地球は突如として、未知の強敵に襲われ滅亡し始めたのだ。

 敵の名は、近似宇宙モアスペースから次元の壁を突破して現れる平行世界の地球人類。彼らは、無限に存在する並行宇宙の全てを滅ぼすべく、永遠の闘争を繰り返しているのだった。

 そして、西暦2031年……夏。

 一人の少女が北極基地の海底深くへと降りていた。

 エレベーターが停止して扉が開けば、小さなアンドロイドの少女兵が出迎えてくれる。


「お待ちしておりました、ティキカ・イクインパー少尉」


 内勤用の軍服を着たアンドロイドが微笑んでくれる。

 ティキカはフライトジャケットのポケットに両手を突っ込んだまま、周囲を見渡す。行き来する軍人たちは皆、忙しそうに動き回っていた。

 そして、目の前のアンドロイドが手にしたタブレットへと指を滑らせる。


「オペレーションを担当する早乙女さおとめかりん曹長です。データ通りの方ですね、イクインパー少尉」

「そう?」

「若干14歳にして火星戦線のエース、ティキカ・イクインパー少尉。撃墜スコア325、これは量産型のセカンドロットであるマシーナリー・トルーパーでは最も多いスコアです」

「はは、よしなって。最前線じゃカスタム機なんて回ってこないからね。共食ともぐい整備で、そりゃ酷いことになってたよ」

「先の第四次オリュンポス戦役では、撤退する人類軍を支援し、見事な遅滞戦闘を展開されましたね。四十万もの同胞を救った英雄です! 因みに、こんなデータもあります……愛称はてっきちゃん、AB型の獅子座、好きな食べ物は――」

「ちょ、ちょっと、それ必要? えっと、君は」

「私のことはメカりんって呼んでくださいね」


 とりあえずティキカは「お、おう」と黙るしかない。

 だが、メカりんは笑顔のまま、ついてこいとばかりに歩き出す。

 人類軍の総司令部がある北極基地も、陥落は時間の問題になっていた。人類に逃げ場なし……今という時間の流れに満ちたこの宇宙そのものが、平行世界の一つである近似宇宙によって抹消されようとしているのだ。

 侵略者を退けぬ限り、消滅は免れない。

 しかし、通常戦力による戦闘では追い返す程度が関の山だ。

 そんなことを思い出していると、ティキカの前に巨大なゲートが現れた。周囲では白衣姿の研究者たちが忙しそうに動き回っている。

 振り向いたメカりんが、笑顔を一際明るくさせる。


「お待たせしました! こちらのダストシュートの先に、てっきちゃんの新しい機体を用意してあります」

「や、だからその、てっきちゃんっていうのは――」

「基本的な操作はマシーナリー・トルーパーと一緒ですので。ではっ!」

「では、って……乗れと? これに?」

「そういうことですっ! 因みに、全宇宙の運命がかかってますので……この宇宙のみならず、存在する全ての並行宇宙の命運を賭けた出撃になります。まあ、軽くやっちゃってくださいね!」

「……凄い重いんですけど、っと? ちょ、ちょっと、押さないで」

「はい、ドーン! いってらっしゃいませー!」


 真っ暗なダストシュートの先をのぞき込んでいたティキカは、突然しりを押されて頭から突っ込んだ。そして、そのまま長い距離を滑り落ちる。

 ややあって、突然視界が開けた。

 シートの上に顔から落下して、慌ててもがきながら座り直す。

 そこは、巨大な球形のコクピットだ。

 目の前にはコンソールに該当するものはなにもない。


「えっと……とりあえず、メカりん? これ、どうすれば動くの?」

『はいはーい、聴こえてます。では、これよりパイロット登録をしてもらいますね。全宇宙の全てを注いで建造された試作決戦兵器、てっきちゃんに託します!』


 突然床が、バシャッ! と開いた。

 そして、目の前に対面する形でなにかがせり上がってくる。

 よく見れば、それは自分と同年代の女の子だ。身体の優美な曲線を浮き上がらせた、光沢のあるスーツを身に着けている。顔以外に露出がないのに、全身のシルエットが丸出しなので思わずドキリとする。


「うわー、技術部ってこういうスーツ造るの好きだよね……火星戦線じゃ不評なんだけどね、正規軍のパイロットスーツ。で? メカりん、この子どうしたのさ」

『この子は、この最終兵器の操縦インターフェイスになります』

「……はぁ?」

『粘膜同士の接触による生体データの登録を行います。チューしちゃってください! ブチューっとベロチューしてくださいね!』


 ちょっと待て。

 それはない。

 ありえない。

 目の前で眠る少女は、確かに美形でとても綺麗だ。芸術家が作り上げたビスクドールのように精緻で可憐である。

 だが、女だ。

 ティキカと同じ女性なのだ。

 なによりティキカは処女で、まだ初恋もファーストキスもまだなのだ。


「……やんなきゃ、駄目?」

『あっ、待ってください司令! 全宇宙艦隊を特攻させれば、北極基地は……ええ、ええ。確かに40秒ほど稼げますが、はい。え? はい、わかってます。さっき消滅した月は……あ、てっきちゃん? なんでしょうか、すみません。今、回線が混雑してて』

「あ、そのぉ……なんでも、ないです」


 半ばヤケクソで、ティキカは身を乗り出して少女に覆いかぶさる。安らかな寝息をたてて、少女は薄い胸を静かに上下させていた。

 華奢きゃしゃな腰に手を回して、ティキカは唇を重ねる。

 その間ずっと、近似宇宙から来る侵略者を絶対許さないぞと念じていた。絶許ぜつゆるである。乙女の純潔をなんだと思っているのだ。しかも、相手にとってもそうだったらと考えると不憫ふびんでならない。

 だが、唇を重ねた瞬間……相手は積極的に舌を舌に絡めてきた。


「ん、ふぁ!? ん、んんんー! ぷあっ! はあ……」


 光の糸を引いてティキカが離れると、少女は薄っすらと目を開く。

 うっとりと濡れた瞳が、ティキカを見詰めていた。

 そして、彼女がようやく言葉を発する。


「パイロットの登録を完了しました。ようこそ、ナユタイザーへ」

「ごめんね、女の子同士なのに……って、ナユタイザー?」

時空因果調律用試作決戦兵器じくういんがちょうりつようしさくけっせんへいき無限合体むげんがったいナユタイザーです。それより、ごめんね、とは?」

「いや、普通は女の子同士でキスしないでしょ。しかも、あんなディープな……」

「問題ありません」

「ないのかよっ!」

「……ポッ」

「ちょっと、顔を赤らめないでよ! 意味深に目を潤ませて俯かないで!」


 全宇宙の危機を前にしては、貞操観念などなんの価値もない。

 そうこうしていると、再び無線でどこからともなくメカりんの声が響いた。


「てっきちゃん、登録完了を確認しました! 出撃してください!」

「え……あ、はい。えっと……」

操縦桿スティックを握ってください、てっきちゃん。ホストイルミネーターG88-XX、てっきちゃんにコントロールを!」

「ホストイルミネーター? G88-XXって」

「その子の名前です」

「名前って感じがしないなあ……ええと、XXだからメメちゃんでいっか。メメちゃん、操縦桿出して。……いっちょ、地球でも宇宙でも救ってやっちゃいますか!」


 次の瞬間、ティキカが命名したメメが、スーツのフロントジッパーを下ろす。

 そして、コクピット内を絶叫が満たした。


「なっ、ソレは――いやああああああああ!」

「てっきちゃん? どうしたの、血圧も心拍数も急上昇してるわ、てっきちゃん!」

「ちょっとメカりん、この子! メメちゃんって、おっ、おお、男じゃないのおおおお!」

「安心してください、てっきちゃん。仕様です!」

「んな仕様、いらねええええええ!」

「落ち着いてください、G88-XXはナユタイザーの最終合体にどうしても必要なんです。それより、操縦桿を握ってください!」


 ティキカの前に、手の平サイズの操縦桿が現れていた。

 そして、股を開いたメメはそのままじっと見詰めてくる。彼女は……実は彼だったメメは、恥ずかしそうにうつむきながらも小さく声を漏らした。


「あの……てっきちゃん、ユーハブ。ど、どうぞ」

「はいはい、アイハブ……って、握れるかぁ! うおお、どうしてこうなったし!」

「それは……このナユタイザーは、各宇宙で建造されたパーツが無限合体する超銀河級戦闘マシーンなんです。その全てのパーツを同調させるために、ボクたちが造られたわけで」

「えっと、それじゃあ……うう、仕方ない……握る、ね?」

「どっ、どうぞ」


 熱く火照ほてった操縦桿を握って、脈打つ命の反響を手の中に感じるティキカ。

 もうやだ、絶対あいつら許さない……既にもう、混乱で耳まで真っ赤になった彼女は殺意をたぎらせていた。本当にもう、純真な乙女の心をなんだと思っているのか。


「ほらっ、握ったわよ! ちょ、ちょっと……息を荒げないで、やめてよもうっ!」

「で、では……射出しますね。あ、ン……でっ、出ます!」

「そういうこと言わないでええええっ!」


 刹那、軽い衝撃が走る。

 全面を取り巻くスクリーンが、一瞬だけ空と海とを映して、すぐに宇宙の虚空こくうになった。そして、モニターのあちこちにウィンドウが開いて瞬く。

 操縦桿を握るティキカに、メメは湿った声で語りかけてきた。


「では……無限合体、します! ナユタイザーはその名の通り、無限に近いパーツが合体する巨大なロボットです」

「ナユタイザーってことは、那由多なゆた?」

「はい、10の72乗のパーツが合体する、あらゆる全てを破壊可能な……神にも等しい存在。その一部であるこの機体に、この宇宙の代表としててっきちゃんが選ばれたんです」

「そっか……じゃあ、やらない訳にはいかないよねっ!」

「合体シークエンス、開始します」


 あっという間に、地球が背後に遠ざかる。

 光の何倍もの速さで加速を始めた機体の中で、ティキカは見た。

 異なる宇宙、平行世界のあらゆる場所から駆けつけた同志を。同じナユタイザーのパーツにのる無数の光が、同じ方向へと……宇宙の果てへと向かってんでいる。


「わ、凄い……因みにメメ、それだけの数のパーツが合体する意味って、あるの?」

「近似宇宙軍に対して、残る全ての並行宇宙から等しく力を集めてぶつけるためです。一つでも並行宇宙が欠けた状態の場合、近似宇宙軍はその参加しなかった並行宇宙へ逃げ込む可能性があるので」

「なるほど……並行宇宙の数だけ合体パーツ……それでナユタイザー」

「因みに、てっきちゃんの乗ってるパーツは右の踵の骨の一部です」

「ねえ、それ必要? 私って本当に必要!? こうしてオティンティン握り締めてる必要ある!?」

「てっきちゃんの乗るパーツが欠けると、ナユタイザーの機能に大きな損失が発生します」


 メメは先程からビクビクと震えつつ、あえぐような声で教えてくれた。どのパーツが欠けても、合体したナユタイザーは全力で戦えない。そしてそれは、あらゆる宇宙でどんな人間が欠けても行けないのと同じだとメメは言った。

 そうかと納得しかけたティキカだが、メカりんの次の一言で絶叫を張り上げる。


「そうよ、てっきちゃん! そのパーツが合体しないと……ナユタイザー内部の第847食堂の定番メニュー、味噌煮込みうどんが調理できないの!」

「知るかああああああ!」

「駄目よ、味噌煮込みうどんは共同戦線を貼る78,000以上の並行宇宙から、メニューに加えてくれって言われてるの。それに、てっきちゃんのパーツがないと731番女子トイレのWi-Fi環境が」

「どーでもいいいいいいいいっ! けど、やったらあ! こうなりゃ自棄やけよ、合体して!」


 光が集う。

 その先でティキカは見た。

 無数の意思と意識が混ざりあう中で、重金属が結びつく轟音に真空の宇宙が震える。

 そして、全体像を把握することすらできぬ巨大な人型ロボットがこの宇宙に誕生した。

 無限合体ナユタイザー……次元の壁を破り、ねじれた因果を断ち切る力。

 メメは腰を浮かせてのけぞりながらメカりんへと叫んだ。


「メカりん、断魂刀だんこんとうを射出してッ! は、はやく……も、もぉボク……もたないよぉ」

「ちょっと、なにこのセクハラインターフェイス! ああもう、メカりん! とっととやって、ダンコンでもダイコンでも出しまくって」

「ボ、ボクも……でっ、出そ――」

「ちょぉ待て! 待って!」


 ぎゅむと操縦桿を握り締めつつ、モニターをティキカはにらんだ。

 宇宙の果ての果て、これより先になにものも存在しない虚数空間……そこに今、敵の姿が浮かび上がりつつあった。

 それ自体が一つの銀河くらいの大きさの飛翔体……それは、鳥だ。

 光り輝く鳥が、無数にこちらへと向かってくる。

 それを見詰めて、ティキカは息を飲む。


「あれが……敵? 火星でやりあってたのと全然違う……って、あの格好!? あれは……ペッ、ペンギン!?」


 超銀河規模の巨大なペンギンが突進してくる。

 その羽撃はばたきで、無数の星系が消滅した。

 そして、メメの言葉が走る。


「あれは、アデリー級の宙砕艦ちゅうさいかんです。他にもジェンツー級やフンボルト級が――人が人型のロボを造るように、奴らも……近似宇宙軍も同じ。ペンギン型の人類だから、ペンギン型の兵器を造るんです」

「ああもう、うっさい! 知らんがな! ……武器は? やったろうじゃん!」

「今、こちらの宇宙へと断魂刀が転送中……あっ! 一番刀から二十番刀まで消失! 残りもアデリー級の迎撃を受けてます。草薙くさなぎ村正むらまさ、大破! 兼定かねさだ陸奥守むつのかみも……ああ」

「ちょ、ちょっと、その……モニョモニョ刀って届かないじゃん!」

「断魂刀は文字通り、魂を断つ剣です。霊子れいしで構成された次元の壁を切り裂き、その先の魂を剿滅そうめつさせる恐るべき武器。このナユタイザーでのみ振るえる、必殺の刃」

「でも、届かないんじゃん! なんで最初から装備させておかないのよ!」

「断魂刀は使用時に初めて存在が確定する因子の固まりなんです。攻撃した一瞬だけ、その宇宙で完成する……それまでは、不確定な虚数の固まりでしかありません!」


 メメの言うことはよくわからないが、焦りつつティキカは操縦桿を握りしめる。ペンギン型の宇宙殺しスペースデストロイヤーが飛び交うモニターには、小さなウィンドウが浮かんでは消える。どれも味噌煮込みうどんを注文した別の並行宇宙の仲間たちの声だ。

 そして、メカりんが声を張り上げコクピットの空気を震わせた。


「こんなこともあろうかとっ! 奥の手、発射っ! 試作零番刀……村雲むらくも! いっけえ!」


 同時に、ティキカが操縦桿へと意思を注ぎ込む。

 同じナユタイザーに乗る、全ての並行宇宙のパイロットたちが同時に叫んだ。

 それは、ナユタイザーの巨大過ぎる手が、次元を突き抜ける刃を手にするのと同時だった。ナユタイザーの振り上げる手の中で、因果を断ち切る剣が存在を確定させる。

 その一撃が振り下ろされる中で、ティキカは確かに声を聴いた。

 メカりんの声が、どんどん遠ざかってゆく。

 メメも身を震わせて嗚咽おえつを張り上げた。


「てっきちゃん、次元境界線の突破に成功したわ! 試作零番刀、村雲……スーパーモード! 光の刃で、その先の宇宙を……全ての魂をかき消して!」

「おっしゃあ、メメ! メカりんも! 見てなさい、このティキカ・イクインパーが……全部の宇宙で、近似宇宙そのものを消し飛ばすっ!」

「……ありがとう、てっきちゃん。メメもお疲れ様……全ては西暦2017年5月6日に始まった……あの時、この宇宙で起こったなにかがバタフライエフェクトとなって、全ての宇宙の因果を書き換えてしまったの。そして生まれた歪みが、近似宇宙の次元侵略を呼んだのよ。だから……今、運命の糸はつむがれ、因果は分岐する直前へと巻き戻る」


 そして、時間も空間もない中でティキカは上へと落ちていった。そのまま右も左もない世界の中で、手にする操縦桿の温かさだけが確かだ。

 メメの姿も声も今はなく、自分がどこにいるのかもわからない。

 だが、手の中で何かが弾けて爆ぜる感覚と共に、光がティキカを飲み込んだ。






「――ちゃん? おーい、てっきちゃん?」

「いやいや、メメ先生。どしたの? あれ、てっきちゃん? 全然飲んでないじゃーん」

「アルコール駄目だった? タバスコいっとく?」

「デュフフ、それもまた一興……ささ、どうぞどうぞ」


 気がつけば、ティキカという存在を生み出す因子は、運命が分岐する夜に舞い降りていた。そして、彼女は目の前のテーブルを見て気付く。

 そこに今……あらゆる宇宙を戦乱に巻き込む、その未来を選択させる特異点があった。

 ――バタフライエフェクト。

 全ての事象は因果で紡がれ、等しく意味をなして繋がり合っている。あたかも、地球の裏側で蝶が羽撃くだけで、その全ての運命が決まってしまうように。ささいなことが大きな運命の分岐点となる、それが宇宙のことわりだ。

 だから、彼女は……後にティキカを生み出す時系列への分岐をはばむ。

 そっと手を差し出し、彼女は居並ぶ仲間たちを見回してはっきりと言い放った。


「まって、みんな! 宇宙のピンチなの……!」


 こうして、悲劇の未来は回避されたのだった。

 そして、そのことを知る者はいない。

 ただ、とある集まりのオフ会が盛大に催されて無事終わり、仲間たちが絆を深めあったのだった。

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