とても感動しました。
リリちゃんに出会えたことの喜びと、
共に過ごした日々の眩いばかりの幸福、
そしてあまりにも早すぎる別れへの哀しみ。
人生において得たものと、失ったもの、果たしてどちらが大きいのかということは度々考えさせられますが、この作品を読んでいるうちにもやはり同じようなこと考えさせられてしまいました。
リリちゃんを失った哀しみは、リリちゃんを本当に心から愛していたからこそとても深く、けれども、一緒に過ごした日々の幸福と、それから、リリちゃんへの愛は永遠のもので、リリちゃんもきっと、最後は苦しかったと思いますが、ボールで遊んで、バラの咲く庭を駆けまわって、たまにいたずらをして困らせて、それでもたくさん愛してもらえて、お二人のようなご夫婦の愛娘になれて、リリちゃんは、本当に幸せだったと思います。
ご夫婦お二人とも、そしてブラッキーちゃん、今は寂しい思いをされてるかと思いますが、これからもどうかお元気で長生きしてください。