調査票 No.004 ラキス・ルベント Phase.final
名前 ラキス・ルベント(raxis louvienta)
本名 リザ・ヴィーン・マクマイズ(Lisa veanet Maqumiez)
性別:女性
身長:161センチ
体重:50kg
役割 退魔術剣士
魔法使いに対抗するための剣士。一般的な兵士ではなく、遠くから一方的に攻撃する役割を背負う魔法使いを切り伏せ、戦術的不利を覆す。
役割2 魔術師一家の九女
稀代の大魔法使い、アーサー・マクマイズの十一人娘の九女。
ただし、魔術を全く使いこなす事が出来ず、十二歳の頃に出奔した。
能力1 剣豪
打ち刀でも西洋剣でも使用出来る。
能力2
リザ本人はマクマイズの血縁である。その魔力最大出力は偉大な父に勝るとも劣らないほどに莫大だが「放出手段に対する出力が異様に低い」ために無能と見なされた。これは彼女自身が魔力の放出を本能で抑圧しているためで、所謂「見せるため」の魔術などでは実力を発揮できない。戦闘などの命が関わる場面で魔力を爆発的に放出する。
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筆者注:
元々は「ディアン・リド」という名前で、もっと飄々とした芯のある『男』でしたが、色々な改変を経てこんな感じに。
作品のテーマが「自分の中の劣等感を打ち払って、正義を為すために奮闘する」というものだったので、彼女はその主人公かつ劣等感の象徴としてキャラ付けされていきました。
10話の閑話で、女性達の会議場面がありますが、あれはラキスの話です。何故あんなことになったかを説明するためには、魔術の才能と血筋の話をしないといけません。
その人間に魔術の才能が開花するかどうかは、生まれる前から分かります。彼女の父親であるアーサーはそれを見て意図的に子供を間引いていたりする畜生な所もあるのですが、それは血統主義的な魔術社会では普通の事でした(一夫多妻制も同様)。
となるとおかしな所があって、ラキスが家を飛び出したのは十二歳の頃ですが、なぜ彼女はこの年までアーサーから疎んじられていなかったのか?ということになります。つまるところアーサーはラキスに才能が無いと思っていなくて、ラキスだけが勝手に苦しんでいたという状況になります。
畜生親なのでそこをケアしなかったのは残念ながら当然という感じですが、長女のアルマが父を継ぐ魔術の才能を持っていたため、眼中になかったのかもしれません。
ラキスは才能が無いことを姉らにバカにされていたというのと、父親の期待に応えられないという点で非常に不安定だったため、出奔してしまいました。アーサーが気づいたときには時既に遅く、彼女が居なくなった席を何時までも用意することは、他の姉妹とも軋轢を生む可能性が有ると判断せざるを得なくなり、10話で触れられた勘当宣言に繋がるわけです。
ラキスは家出して軍に入り、モドライ・ルヴェントという大将の預かりとなり、性別を秘匿して彼女をたたき直しました。その甲斐あって、遠距離から一方的な攻撃が可能な魔術師を強襲するための部隊の先鋒として大活躍しました。
しかしその後、ルヴェント大将が讒言により失職。これに憤ったラキスは軍を抜け、何でも屋を始めるようになっていく――というのが、本来の彼女たちがたどるべきストーリーの序章部分にあたります。
その後、自身の
ちなみにアーサー・マクマイズの子女(ファミリーネーム・セカンドネーム)は以下の通り。セカンドネームが同じ子は、母親が同じです。
アルマ・チリ 長女。
エイラ・ファルス 次女。
キリエ・アリア 三女。
ミシェ・シンク 四女。
ウィント・ロゼ 五女。
ロミン・シンク 六女。
レナ・ファルス 七女。
ディン・ロゼ 八女。
リザ・ヴィーン 九女。
メリー・ヴィーン 十女。
フレイ・ファルス 十一女。
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