空想ポケモンバトル
@cos
第1話
こーすけ「すげえ人…」
グランプリ会場は大勢の人で埋め尽くされていた。今日はポケモンバトルグランプリが開かれるのだ。
会場のざわめきが落ち着く頃に舞台の奥から司会が現れた。
司会「それでは‼︎バトルグランプリを開催します!!」
会場のざわめきが戻った。
俺もそのグランプリに出場する一人だが、どうも緊張が解けないでいた。
司会「司会・進行を務めます、磯野です。それではルール説明をさせて頂きます!6体までを手持ちに加え、その中から三体までを選出し戦って頂きます!!不正行為・チートなどはその場で即刻退場となりますのでご注意下さい。なお伝説ポケモンの使用も不正行為に含まれます。それでは一回戦‼︎‼︎」
会場がこれ以上ない熱気に包まれる。
磯野「最速男‼︎ストレイト・クーガーぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎」
ストレイト・クーガーが舞台に素早く上がる
クーガー…これまでの試合の選択時間を全て3秒以内に選択し、勝ち進んだと聞くがその真偽は定かではないな…
磯野「続きまして、未来予知者‼︎天野雪輝ゥゥゥ‼︎‼︎」
雪輝は携帯と3DSを持ち舞台に上がった
天野雪輝か…読みが非常に優れる事からつけられた異名が未来予知者、か。さて、どちらが勝つのだろう
磯野「それでは両者のポケモンを公開します!」
ストレイト・クーガー
バシャーモ
マルマイン
テッカニン
サメハダー
クロバット
アギルダー
天野雪輝
ヌオー
アグノム
ユクシー
エムリット
クチート
オノノクス
会場がどよめく、伝説ポケモン使ってんじゃねーかー!などの怒号も聞こえた。
磯野「禁止伝説ポケモンが禁止なのです!準伝説ポケモンは使用可能です!!」ブーイングが起こる中ストレイト・クーガーは冷静だった
クーガー「ただてる君、君は今日出産予定の彼女でもいるのかい?」
雪輝「ゆ、雪輝です!…あの、携帯の事ですよね」
そう、天野雪輝は舞台に上がっても一向に携帯を離そうとはしなかった。そして、クーガーが続けた。
クーガー「しその君、携帯などでのダメージ計算の使用は?」
磯野「磯野です。携帯の使用も可能です!」
なるほどでははじめようと言いクーガーはもう選出を終えていた。
雪輝「すいません…」と言い、少し悩んだ後選出を終えた。
クーガーのメガ枠はバシャーモかサメハダー、雪輝はクチートだがこれでは相手は両刀ポケモンが多くクチートの相性が悪い。しかし気になるあの三体…アグノムユクシーエムリットとは…。雪輝の最速ポケモンはすばやさ115のアグノムに対しクーガーの最も遅いポケモンは95のサメハダーだが、恐らく加速…雪輝は常に先手を取られ続ける試合になるだろうな
磯野「それでは一回戦開始‼︎‼︎」
会場がどんどん盛り上がっていく
クーガーの1体目はアギルダー
雪輝はオノノクスを出した
空想ポケモンバトル @cos
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