第2話 アジング上達のために

結局、昨日はあの後何も釣れず…帰宅した。


翌朝、学校に登校し、一番仲の良い翔平に早速昨日のことを話す。


「翔平おはよ~」


「おう、おはよ!んで?どーした~?朝から冴えないツラして。」


「昨日バラしちゃって…」


「マジ?大きさは?」


「わからない…ただ何も出来なかった…」


「そうか…良し!今晩アジング行くか!!」


と言う話があり、アジングに行くとこになった。


時は進み、夜20時。


「翔平、潮は?」


「上げ」


「了解」


二人共タックルセットをし、キャスト。


先にヒットしたのは翔平だ。


翔平は、棚取りが上手い。


棚をきっちり、合わせるからこれだけ早く釣れるのだろう。


上がってきたのは、目測で22㎝程度のアジ。


「アベレージやな」


翔平がクーラーのなかに魚を入れているときにヒット。


ヒットしたのは自分だ。


これも目測で22㎝程度。


「今日はアベレージしか、釣れん買ったな」


「そうだな」


「それにしても、友紀は下手やねw

俺10匹やのに友紀5匹やんwww」


「うるせー」


と愚痴を言いつつ帰路に着いたのであった。帰路からの帰宅。


時間は23時を回った所位だ。


椅子に座って考える。


釣りを上手くなるためにはどうしたらいいか…?


そもそも、上手くなるとは?


数を釣る?


大きいの釣る?


両方?


そんなことを考えながら風呂に入る。


翔平と釣りをするときには、数を釣りたいと思う


一人の時には大物を釣りたいと思う…


風呂から上がり、ベッドに寝転がる…


明日、師匠の所に行こう…


私は意識を手放した。


翌日


学校が終わり、俺は釣り用バイクのバーディー90のエンジンをキックでかける。


ぶおおおん!


今日もバーディーは調子が言い。


スロットルをひねり、師匠のいる板知屋に向かった。


板知屋に着く前に言っておく。


師匠は超美人だ!


10人が10人振り替える位に。


「師匠が帰って来てて良かった…」


師匠は、女でありながら船乗りである。


しかも外航の。


そんな事を考えつつ師匠の家の裏にバーディーを止める。


「こんにちは(  ̄ー ̄)ノ」


「お?友紀じゃん?久しぶり!!

今日は、どうしたの?何か用事あって来たんでしょ?」


「yes」


「釣りが上手くなりたいとか?」


「何で言ってもないのにわかるんですか?w」


「何となくだよ」


師匠はそう言いながらお茶を飲む


「釣りを上手くなるには、まず経験。何度も釣りに行くことだ、とにかく通い込め。」


「わかりました!」


「その次に考えろ、まずは大きいのを釣ろうとか考えずに数を釣れ」


「数ですか?」


「そう、数だ。数を釣れば大物の率も上がる」


「あと、釣り上げるための腕も磨かないといけないからな。とりあえず翔平とタメを張れる位になったら次を教えてやろう」


「ちなみに師匠はいつまでいますか?」


「一昨日帰って来たから、3ヶ月か…」


「了解!」


「今日は行くのか?」


「行きます!」


「なら、こいつを持ってけ」


師匠から師匠の作ったアジングロッド(2P)

をもらった。


「今の竿とどう違うです?」


「ソリッド」


「(´・ω・`)?」


「使えばわかる」


「わかりました。」


師匠の頑張れよ!と言う言葉を聞きながら俺は師匠宅を後にした。


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