写真

不知火 螢。

私の好きなこと

「行ってきます」

一眼レフと携帯を持って、私は外の世界へと飛び出す。

雨上がりの今日のような日は写真日和でワクワクする。


家から出て、暫くしたところに大好きな場所がある。

はたから見れば同じ風景かもしれない。

それでも日々違う顔を見せてくれる。

今日のような雨上がりの日は全てが輝いて見える。

雨の雫がキラキラと、街全体包み込む。


私はどの天気もそれぞれの良さがあって好きなんだ。

その中の一番は今日みたいな雨上がり。

雨上がりには、木が、道が、地面が、世界が煌めいている。

それを、その一部を、写真として切り取っている。


私の画像フォルダの中には空、電柱、道路、時々植物。

そんなもので溢れている。

偏っているかもしれないが、私はそれが好きだから。

好きなものに囲まれていたいから。

だから、誰がなんと言おうと私は私の好きにする。


30分間の散歩で様々な写真が撮れた。

「家に帰ったら編集しよ」

私の好きな作業の一つ。

あの子達をどこまで輝かせられるか。

私はあの子達の魅力をどこまで引き出すことができるのか。

「楽しみだな」


写真は日常の一部を切り取るもの。


難しくなんてない


気軽にできるものだから。

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