Wish
モネルナ
物語が出で来はじめ
一人の男が学校に向かって歩いて登校している。彼はこの御時世、珍しく徒歩で登校している。自転車は使わない。健康のためだ。
彼の名は華威 望(かい のぞむ)どこにでも居る高校生だ。容貌もさして目立った点はない。無理矢理特徴をあげるとするなら髪の毛によって左目が隠れている。
ブォォォォォォ。何処かでトラックの音が聞こえる。
望の通っている高校は近場の公立高校だ。学力は低いと見下されるレベルなどでは無く、しかし高いと崇められるレベルでも無い平凡な高校だ。
・・・望が交差点に差し掛かったその時!
望はいきなり三歩後ろに下がった。よろめいたなどではなく、確実な意思の元下がったのだ。
何故!
ブォォォォォォ。トラックが交差点を曲がってきた!しかもかなりインコースで入ってきている。下がらなければ引かれはしないが、危なかったであろう。
望は予知したのだ。後ろに下がらなければ危ないと予知したのだ!
望は何処にでもいる高校生だ。容貌もさして目立った点はない。無理矢理特徴をあげるとするなら髪の毛によって右目が隠れている。
しかし望には唯一、人と違う力がある。望には予知能力があるのだ!
その事を人に自慢する事を望は絶対しない。望は目立たずに、静かに行きたいと願っているからだ。有名になっては静かに生きれない。だから、望はこの力を人に隠して生きてる。
そして、今日も望は学校につき、静かに過ごす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます