青い海に沈む瞳。
加穂留
前書き
「お願いします。俺の代わりに唯斗がハルを幸せにしてやってくれ!」
広い廊下に声が響き、通った人がこちらを横目で見ていた。
「・・・悠今更、俺に託すのか?ハルのこと嫌いにでもなったか?」
「いや、そうじゃない・・・俺はハルを愛してる。」
悠は寂しそうに目を伏せた。
唯斗はカッとし、悠の胸ぐらを掴み壁に押しやった。
「じゃあ、なんで!!ハルはお前のことを愛してるんだ。
俺がどれだけ愛していたとしても・・・・・。」
唯斗は思い出すように叫び、そして涙を流した。
「こんなこと誰にも頼めない。お前以外にハルを・・・幸せにできない。」
「俺はハルは好きだけど悠のみたいに幸せになんて出来ないよ。」
「うん・・・唯斗のやり方で幸せにしてくれ。」
悠は悔しそうだが、ホッとしているような顔をしている。
唯斗の涙を拭き、悠は頼むといい広い廊下を歩いていった。
青い海に沈む瞳。 加穂留 @garakuta6895
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。青い海に沈む瞳。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます