親子誕生

尿漏れとカンジダ膣炎

　妊娠すると尿漏れが起きやすくなります。実際自分が妊娠するまで知りませんでした。でもよく見てみると、市販の尿漏れシートのパッケージにマタニティマークがプリントしてあることもありました。

　尿漏れには「こういうものだ」と思えるまで、ちょっと落ち込みました。下着を汚してしまうとか、恥ずかしいとかそういう理由もありますが、どうしても尿漏れというと、高齢者のイメージだったのです。もしかして加齢によるものかも……と、がっくりきたのです。

　薬局に勤務しているとき、高齢者のお客様が尿漏れシートを買う姿をずっと見てきたからかもしれませんが、自分もただでさえ高齢出産ですから、尚更なのかなぁと。

　けれど、老いも若きもなりやすくなるのは代わりはないそうなので、お若い方のほうがショックが大きいのかもしれません。下の悩みはやっぱり嫌なものですからね。

　尿漏れシートを使う場合は、生理用のナプキンではなく、きちんと水分用のものを使うことをおすすめいたします。ただ、二回目の妊娠で通院している産婦人科は「破水を見逃すこともあるので、シートを使うのはすすめません」と言っていました。そういうこともあるのかと驚きました。病院によって様々だと思いますが、私はくしゃみがひどくてどうしても漏れやすいので使っておりますよ。

　ただ、蒸れないように、まめに取り替えるようにはしております。というのも通気性をよくするのはカンジダ膣炎の予防になると思うのです。

　カンジダ膣炎って痒いんですよねぇ。そして赤ちゃんにもリスクがありますので、おりものが白いカッテージチーズのようになったり、痒みがあったら産婦人科医に伝えてください。

　妊娠中ではない方でもかかりますし、市販薬もあります。

　患部が患部だし、もしかして自分は不潔だったのかと恥ずかしく思う人もいるかもしれませんが、気がついたら早めに医師に相談を。妊婦さんはかかりやすいんです。恥ずかしがることはないです。というか、私の場合、「痛い」「痒い」「辛い」を堪えるのがしんどくて、もう恥ずかしがってる場合ではないなと開き直りました。