例えばそれは、へそのゴマのようなもの。

足の裏太郎

「プロローグという名の出オチ」

ある日、僕のお兄さんがお姉さんに変わってきた。

何を言っているかわからないという方は一つ前の文章をきちんと読み返してほしい。

そう、お兄さんがお姉さんに変わって帰ってきたのだ。

まんま文字通りである。


ただまあ、テレビでよくあるような感動的な和解話がある訳でもなく、ドン引きするようなやり合いがあった訳でもない。

もちろん個人の中ではそれなりの葛藤があり、兄だって母だって悩んだはずだ。

でも僕は、2人の悩みがどんなもので、どれほど苦しんだのか考えたって分かるはずもないし、無理に分かろうとも思わない。

僕に出来るのは、それだけ悩んで各個人が決めた道なのだからそれを受け入れよう、という事だけだ。


ただ受け入れると決めたときから、僕のなかで色々思考の変化や気づきが出てきた。

ここでは、それをおもしろおかしく書いていこうと思う。

もしかしたら、読む人によっては面白くもないし、おかしくもないかもしれない。

でもそれは僕の書き方が下手なだけで、僕の家族は結構面白い人たちで形成されていることだけは、先に伝えておく。


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