緞帳 ー柳居橋の怪異ー

順番

0.梗概



水の底






アアァ、エエ、イイダロウ


ウルセェ、ウルセェ、アア、エェ


アンダッテ、アア?オオウ、ウルセェナ



 甚五さんは煙草がお好きでしたから。



オオイ、テメエ、オウ、オ、オオ


イェアイ、アイ、アイ、チクショウ、チクショウ


オ、オア、アンダトォ?ナニヌカシャァガル



 煙草がお好きでしたから。



ヤイ、イエイ、ダマレダマレ、オ、オォ


ウ、ウアウ、ェイ、ダレニムカッテ、エェ、クチィキインテンダ


オオ、クソ、クソ、コノアホウ、ブッチメテヤル、オ、アァ



 ですから、きっと一服、

 でも煙草を切らしてしまって、きっと、それで。



テメェ、テメィ、コノ、オ、エエ、ヤヤイ


コノ、コノォ、コノ


クソ、クソ、クソゥ


--------------------


 誰もいない舞台があります。

上手から男女が中央へ向かいます。

男は“石工の甚五郎”、その場に胡坐をかきます。

女は“石工の妻ツネ”、男のそばに立ちます。

二人の台詞が終わると、男が女を殴る動作をします。


そして、女が倒れると、舞台の明かりが消えます。

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