おごっつぉ

おやまにおやまに火が灯る


大宮さまの鳥居火だ


おうまがおうまがかけている


白馬岳が冴えている


お腹にお腹に命が宿る


やあ おまつりだ 赤飯だ


裏にすんでる じいさまが


えっちらおっちら歩いてく


裏のじいさま亡くなった


お腹の大きなよめさまが


えっちらおっちら


おごっつぉこさえる


うんせうんせとうまれたよ


大きな大きな男の子


見たじいさま方口々言った


裏のじいさまによく似てる


おんなじ名前つけられて


五年十年七十年


じじさじじさじいさまと


呼ばれてちびらを可愛がる


じじさにゃまごができたとさ


じじさになった男の子


えっちらおっちら歩いてく


おなかの大きなよめさんが


おごっつぉ準備しているよ

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