カウンター席しかない小さな飲み屋
新潟駅前万代口
夜中の10時も過ぎたのにどこの飲み屋煌々と明かりが灯り夜道を明るく照らしている
いつものように新潟駅前を当てもなくうろうろする僕
普段から優柔不断な僕だが今日も例に漏れず、
同じ道を行ったり来たりしていた
(どこも混んでるな、、、
あんまり騒がしいのは楽じゃあ、ないよな、、、)
一つ心に決めていたのは、
まだ行った事のない店にしようと言う事だ
ああ、けどどこも混んでいる
ちょっと億劫だけどもこのそっけない、看板を出している
焼き鳥屋に入ってみようか
そうして意を決して階段を登り二階にある店の扉を開ける。
僕はいつものように一人なんだけどと声をかけるとすぐさま返事が返ってきた
「すいません!今日はもう終わりなんですよ~ごめんなさいね~」
あっ、ああ、そうなんですか、すいませんなんて言いながらそそくさと退散する僕
こうなるといよいよどこにしようかと迷い始める
もう知ってる店で軽く飲んで今日は寝ようか
どうにも決定打がないままそろそろ歩き疲れてきた
店内の様子をきょろきょろと確認しながら歩いていると
カウンター席が空いている店を見つけた
素朴な雰囲気で店内はそれほど広いとは言えない
そしてこの店はまだいった事がない
僕はその店へ足を踏み入れた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます