魔王から見たら世界は絶望しかないのに
素人
第1話 魔王誕生
20XX年、人類は「シンス」と呼ばれる第6感が目覚めた人間を観測した。シンスは人類の0.1%程度確認されている。第六感が目覚めた人間はSEF(シンス教育機関)に収容される。
「今日からここが俺の学校か・・・」
勉強、運動、性格、容姿、友達の多さ・・・・は置いといて、すべてのことに平凡だった俺がなぜ第六感なんてものに目覚めてしまったのか。普通の人生を生きることが俺の目標だったというのに。
ブツブツと愚痴を垂れているこの男は「ワタリ」。平凡な高校に進学予定であったが、春休み初日の朝。寝起きにトイレに向かう最中階段から転げ落ちたら目覚めていたというよくありがち(平凡)な目覚め方をした。そのため春休みを返上してSEFに出向いている。
「君がワタリくんだね?」
後ろを振り向くと、背の高いスーツ姿の容姿が整った男が立っている。誰だと問う前に「今日から君の先生だよ」と笑顔で話しかけてくる。
「自己紹介がまだだったね、僕の名前はコガネイ。一応SEFの教官だ。教室まで案内するからついておいで。」
いわれるがままついていき、教室で普通に自己紹介をし、転校生らしく一番後ろの空いている席に座らされる。ここでは様々な年齢の人が存在し、学年等は存在しない。ここから卒業するにはSEFが判断し一般社会に出ることができる。ここではシンスが様々な訓練を受けることでその能力をコントロールし、一般社会で不自由なく暮らすための教育機関である。
そんな俺が
魔王から見たら世界は絶望しかないのに 素人 @hurubani
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