星の下の夢
そうさ、立ち止まっている場合じゃない
ほら、見る見る内に山が色付いている
風に乗ってイチョウが辱められていく
焚き火の恋しくなる季節
人は自然と集まってくる
何でもない会話にも笑顔こぼれて
寂しがり屋は少しでも隙間を見つけると入ってくる
長い旅をして来たんだね
暖めてあげるとも
だからもう泣き止んで
いくつも重ね着をしても
目の前の景色は寂しくなるばかり
道端に重なっていく命のかけら
僕らはそうやって肌で年月を刻んでいく
お日様も急ぎ足で駆けていく
こんなに長い夜に星たちはとても元気だな
じっと見ていても流れ星には出会えずに
くしゃみを一つ空に混ぜてみたりする
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます