白き幻想
空に浮かぶ白い月
真昼の月は幻のようで
瞬きしたら消えてしまいそうな危うさです
雲一つない青空に少し刺のある風が突き刺さり
ああ、何だか僕は揺らめいて
真昼の夢を見ています
同じ景色で同じ匂いで
同じ時間の隙間の中で
耳を好きな曲で塞いでいたら
流れる景色が希薄になって
ここは何処で私は誰で
そんなのどうでもよくなって
意識だけが残ります
世界が私を置き去りにして
いつもの日常を演じています
それはとても心地良い瞬間で
心は軽く空っぽになって…
このまま永遠に走り続けていたいのに
夢はいつかは覚めるもの
真昼の月も夜には光り輝くように
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