無邪気

 小鳥たちの賑やかな話し声

 子供たちの純真な笑い顔

 そして犬や猫たちのくつろいだ姿


 それらを目の当たりにしただけで癒されていく

 受け入れた瞬間に優しくなっていく

 心の奥で広がっていく不思議な感じ


 きっとそれは素直だから

 ヨコシマなものは心の奥までは届かない

 本音だけが胸の奥まで響くのさ


 大自然の自由な有様が

 自然と共にあった昔を懐かしがらせるのだろうか

 私達は戻る事は出来ないけれど


 夜の闇の中で束縛から解放された犬たちとすれ違った

 この寒い空の下で彼らはとても無邪気にはしゃいでいた

 峠では黒猫が当たり前に道を横切っていく

 ああ、何て愛おしい光景だろう

 

 想いを受け取るにはこちらも壁を取り払わなくちゃ

 想いが通じるって、多分そう言う事


 世界中の人々が素直になるには

 あとどれ位掛かるんだろうね

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