願い事

風鈴の音が響く縁側から

見上げる夜空に輝く星々


「星が流れたら何をお願いするの?」

僕の顔を覗き込む

お酒で頬を赤く染めた君


「何もしないよ」って僕は言う

嘘だ、と言って君はまたお酒を口にする


歳をとって 白髪が増えて

シワも増えて 背が曲がっても


君が隣にいる、ただそれだけでいい

だから僕はそれ以上は望めない

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