第2078話:クル・フィンフォン~レジスタンス~
「この街の行政は腐敗している、革命が必要だ。自警団の奴らが勢力を拡大して町長の力が弱っている今がチャンス、自警団に完全に街を治める権利が移ってからでは遅い。奴らは武力で街を無理やり平和にするのは得意だろうが、しっかりとした行政ができるとは思えない。しかしなり替わられてしまえばその武力の強さゆえに革命は容易ではない、だから今なのだ」
「おそらく自警団の奴らは邪魔してくるだろう、奴らは純粋正義人の集まりだから、自分達以外の者達が革命を起こそうとしているなんて知ったら、絶対に邪魔しに来る。間違いない。班を分けて、街のあちこちで騒ぎを起こして自警団を引き付ける役、実際に行政に攻撃を仕掛ける班を用意する。予備の遊撃班も用意しておくが、問題が無さそうであれば街の住人へのフォローをして回ってもらう。行政の方で抱えている警察や軍は大したことは無い、有力で正義な者は自警団に、そうでないものはうちに入っているからな」
「だからと言ってうちに正義が無いわけではない、これは街の平和を恒久的に維持するための戦いなのだ、自警団の者達も事が終わった後は召し抱えるつもりだ、かく乱班は確執を残さないよう気を付けて動いてくれ」
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