第2039話:ミルカゲ・モディ―~警戒態勢~
「なんて厳重な警戒態勢、どこからも忍こむことはできなさそうだな……」
高台の茂みから様子を伺っているが、どうにも狙いの施設へは侵入できそうにない。
見つかっても良ければ入ることはできそうだが、目的の物を持って出てくるのは無理そうな気もする。
どうしようかと相方にで尋ねる。
「まずは崩せばいいんだよ、ああいうのはね、こうするんだよ」
「何を……うおっ!」
相方が担いでいたのはロケットランチャー。派手に爆発する奴だ。
「まてまてまてまて、騒ぎを大きくするつもりはないんだよ。その物騒なもんどこから持ってきたんだ」
「まぁ、安心してって。装填されてる弾はただ大きな爆発の音と光が出るだけだから。それで騒ぎになっているうちにこっそり忍び込んで戻ってきてくれればいいから」
「まぁ、それならまだ勝ち目があるか……? お前が囮になってひきつけてくれるならなんとかなりそうだな」
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