第1949話:リオ・ラミール~非実体~
「物理属性の効かないガス状モンスターを物理で倒すにはどうしたらいいか会議~!」
「どんどんぱふぱふ~……無理では?」
「無理じゃあない! 例えば、ガス状だから風圧で散らすとか……」
「それは風属性攻撃なのでは……?」
「物理の捉え方に差異がある……?」
「殴る蹴る斬るは物理だと思うけど」
「他にも魔法とかを使わずにできる攻撃は全部物理だと思うんだけど……」
「属性に分類できるものは違くない……?」
「炎とか?」
「うん、風とか炎とか、そういうの」
「でも例えばこういう扇で起こす風とかは物理で発生したものだし、物理でしょ。炎とかもこうやって熱を発生させて点ける火とかは物理で発生するものじゃん」
「確かに……? でもそうやって発生したものでも属性としての精霊が宿ったりするから、物理攻撃が通らない相手にでもダメージが入ったりするんだよね」
「つまり物理的な攻撃手段しかなくても属性攻撃でしか倒す手段の無い敵を倒せる……?」
「まぁ属性の攻撃ってそういう物だと思うし……実際のところ、この話ってどういう話に持っていきたかったわけ?」
「うーん、例えば毒物を無害化する金属を使うことでガス状生物を無害化して倒すことができるんじゃないかとか考えてた」
「それが聖属性とかの金属のことなのでは……?」
「うーん、物理とか属性とか、よくわからなくなってきちゃったな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます