「ランダム要素がつらいよぉ～！」

「そりゃあまぁ運がないとな」

「きっと運じゃないんだよ、運営が搾り取るために操作しているんだ」

「確率に心を壊されて陰謀論に支配されている……」

「まずこのデータを見てくれ」

「何のプレゼン？」

「運営が確率を操作している証拠になるデータです」

「陰謀論に支配された人が出しがちな恣意的過ぎるデータだ……」

「違う、ちゃんと公平に集めたデータだ」

「みんなそう言うんだよ！」

「絶対に操作されてるんだよ！　じゃなきゃ1％が当たらないわけがないんだよ！」

「1%は当たらねぇよ！」

「1%だぞ！　100回やったら当たるだろ」

「100回目までに1％が当たる確率は大体64％ぐらいだ、まぁこれなら当たるかもしれない気はするが……　あくまでそれまでに出る確率だからな、64％を何回もなら大体当たるような気もするけど、実際は何回やっても1％だから」

「うおーん絶対におかしいよぉ～！」

「まぁ、よく考えたら確率が操作されているってのもあながち間違いではないっちゃあないな」

「そうだろう！？」

「確率の設定は運営のやってることだから、表示通りの確率でも運営が操作してるという話にはなるだろ？」

「そうだな……」

「まぁ、見た目の割合で期待値の計算ができてないだけなんだよ」

「そうか……」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい