第1788話:ヒース・リリック~惣菜~
「あ、もうこんな時間か……飯作ってる時間ないな、何か買ってくるか」
作業に没頭していたらすでに夜中、まだ空いている近所の店へと軽く惣菜でもと買いに出た。
なんかいいもの残ってないかなと、夜遅く、人も疎らな惣菜コーナーへ向かって残ってるものを見る。
まぁ、こんな時間まで残ってるものは基本的に人気のない物ばかりだし、数も残っていないわけだから選ぶ余地も少ない。
見た感じまぁまぁから最悪までが疎らに存在しているという感じで、あればうれしいと思っていた程度の物は一つもなかった。
そうなったらまぁまぁ程度の物を買っていくわけなのだが、組み合わせを考えようにもいい組み合わせはすでにない。
まぁまぁ同士でもあまり相性が良くないものもあるし、せめてもといい組み合わせをしようとすると最悪みたいな品も紛れてくる。
なかなか悩ましいものだ、閉店ぎりぎりの惣菜選びという物は。
ただでさえ閉店間際だったのに、悩んでいたら退店を促すメロディが流れ始めてきて、仕方ないと手近な場所にあった物をいくつかかごに入れてレジを通して退店した。
いろいろ考えていた組み合わせを反映させる暇もなく、ちゃんと確認せずにかごに入れてきたから多分組み合わせもめちゃくちゃだ、仕方ないか……
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