第563話:ローパル・ナット~天才の友~

「おやー?」

 今日はー、ノルノさんがーいないようですねー?

 どうしましょうかー、彼がいないとー、暇なんですよねー。

 彼が一番からかい甲斐があってー楽しいんですがー、いないとなるとー仕方ないですなー。

 さてー、新しいおもちゃでもー発明しますかー。


 うんうんー、このギミックー、とてーもよいですなー。

「どーですノルノさんー、これはーですねー?」

 ……。

 そうですーノルノさんはー、今日はーいないんでしたねー?

 思いついたー、アイデアを聞いてもらうのはー、創造性がー向上してーとても良い効果があるのーですがー。


 どーにもー調子がでませんねー。

 普段となりで話を聞いてくれるノルノさんがいないからでしょーか?

 他の誰かをー捕まえるのもーかわいそうなんですよねー。

 私の話をーちゃんと聞いてくれるのはーノルノさんぐらいなものなのでー。

 他の人はー、理解できないという意思表示をされたりー、するんですよねー。

 あまりー難しいことをー言っているわけではないのですがー。

 発明を主体とするー工房棟に住んでるとはー思えない人たちばかりですなー。

 発想のーぶつけ合いがー新たな発想をー産むというのにーですなー?

 んーそうは言ってもノルノさんとー意見のぶつけ合いとかーしたことがありましたかなー?

 思い返してもー、記憶にございませんなー?

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