紡がれなかった物語
要するに没ネタ公開です。
思いついては見たものの、結局は物語に出来なかったアイデアを書きとめておこうかと。
まず、一つめ。
『チャイナ・ユートピア・ランド』
近未来の中国は一進一路政策が功を奏し次々と他国を併合し、栄華を極めていた。
その魔の手はヨーロッパ諸国へと伸び、アメリカが纏める連合国軍と新アジア連合の膠着した戦争状態が続く設定で、中国本土の引きこもりが主人公。
睡眠時間だけが増えていき、眠っても全く疲れが取れないのが最近の悩みの彼はネットゲームや大昔に併合された「ニホン」のアニメを見て日々を送っていた。
実際は、彼の脳にはナノマシンが仕込まれていて、眠っている間に活動していて本人は死ぬまでそれに気付かない。ミスのない完璧な人間を作ろうとしたらそうなりました、というお話。最後に視点が中共の研究所の職員に移りネタバラシ。
真に優秀な人間のみがナノマシンの呪縛から開放されている、という酷いディストピア。
いや、現段階であんなにディストピアしている国を書かないのは勿体無いとおもったのですが、能力不足で書けませんでした、はい。
次、二つめ。
『余命一日の俺を異世界の女神様が迎えにきたようです』
タイトルのまんま。こりゃあ、酷いww
『イキガミ』的な発想。
あんた、今日で死んであたしの世界で勇者やってもらうから。その前払い報酬で三つだけ願い事を叶えてあげます。
……はあ?
という、まあなんともアレなお話です。
主人公はぎゃあぎゃあ言いながらも願いを叶えてもらい最後は女神様で童貞卒業し腹上死、というなんとも下らないオチ。
思いついては見たものの書く気にすらならなかったので、没。
最後、三つめ。
『自衛隊、かいしゃにします』
憲法改正発議で衆参合同にて3分の2という狭き門を突破し国民投票へ移行するも可決されなかった日本の話。
当時の総理大臣がこの結果に取った行動が衝撃的だった。
「自衛隊、解散します!」
この結果に国を憂う人々は落胆し、護憲派を名乗る破滅主義者は小躍りし、周辺の国々は喝采をあげた。
これで、あのクソどもを地図上から永久に葬ることができる! と。
だが、彼らは解散はしても存続していた。
アメリカに新たなるPMCが誕生したのだ。
日本民間軍事会社。
日本としか契約を結ばない民間軍事会社として生まれ変わったのだ。
さて、日本の安全保障は如何に!?
というノリです。
いや、憲法上軍隊持っちゃいけないんなら、自らは持たずに会社と契約結べばいいんじゃね? と思ったんですが、いや、それも、保有とみなされますし、より性質悪くなってません? とか言われてNGくらいそうだし、もし、OKだったとしても法律でカバーされそうなんで、無理そう。
ていうか、誰かこれ書いてくれません?
以上、駄文失礼しました。
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