第4章 そりゃないぜBABY 第4話 寝起きの惨劇

彼女の名前を前の彼女と呼び間違えた、、!



最悪だ、、。


アレからナナは仕事場でも目すら合わせてくれない。


ナナが休憩時間になぜか泣いていたと、私たちの関係を知らない同僚から聞かされたりもした。



、、、、、どうすりゃいい、!!



コレばっかりは本当に寝起きで意識の甘い時に起こった純粋な不注意であって、ムーとの悪夢がまだ続いているなどと言ったやましいところは何一つ無いと断言できる。



しかし、、最低だ、。



まったく久しぶりに最低な気分だ。


、、、、どうすりゃいい??



①時間の解決に任せる


②謝りまくる


③意識をそらすようなコトをする



①は、、、ダメだ。

おそらくそのまま終わる。

ああ見えてナナは意外と意地が強い。

自分から接触はとってこないだろう。



②、、、もダメだ。

朝に1度謝っている、。

完全に私が悪いし、謝ることは大事だけれど、謝るだけではプラスはもちろんゼロにも届かない。

まだマイナスのままだ、、。



やはり、、ここは③だろう。

より強烈な出来事で意識をそらすのだ。

それだけではなく、さらにナナとの関係を強固にする必要がある、!



さて、何をするべきか??


ナナは今、疑心暗鬼に陥っている。


もしくは、私に大切にされていなかったのだと深い哀しみの中にいる。


、、はずだ。



では、それらを取り払ってやろうじゃないか!


プロポ、、、いや、早いか。



私は携帯電話を取り出して、ナナに送るメールを作成した。


内容としては、


「話したいコトがあるから一緒に帰ろう」


といった感じだ。


、、、、、、、、


、、、、、、、、、


、、、、、、、、、、、


返信がない。



仕方ない、、出待ちするか、。



、、、、、、、



、、、、、来た、!



私はナナに駆け寄り、


『ゴメン!!』


と謝った。


そして、考えていた様々なコトを伝えようとしたら、、


ナナ『もういいよ。』


、え!?



私『、もういいってのは、、?』



ナナ『ショックだったよ。

、、本当にヒドイと思った。

だからもう考えたくない。

もういい。』



駄目だ、頭が働かない、?



私『えと、?許してくれるってコト?それとも、、、』


ナナ『、ハァ、、許さないよ。

でも、もういい。

考えたくもない、。』



私『、、???』



ナナ『2度としないで。』



、、2度とってコトは、、、


今後はミスするなってコトだから、、


フラれてない!!継続ってコトか、!



、、なんていうか、こういう時の含みを持たせたワードでのやりとりって、、心臓に悪い、。



なんとか、、首の皮一枚繋がったか、。


もともと考えていた流れとは大きく変わった。


このままでも別に大丈夫なのだろうけど、私は考えていた覚悟についてナナに伝えることにした。


私『あのさ、、ナナと私が付き合ってるコトをちゃんと皆に公開したい。

あと、ナナのご両親に1度挨拶がしたいのだけれど、、どうかな?』


ナナ『、ニャ!何で!??』


私『前から考えてたんだけど(←今朝のコトを払拭するためにも強めに)何事でも胸を張っていられない状況って嫌なんだよね。

好きな人(←今朝のコトを払拭するためにも強めに)との事ならなおさらね。

だから、ナナと付き合っているってことを皆にも、ナナのご両親にもちゃんと伝えたいんだ(←今朝のコトを払拭するためにも強めに)』


ナナ『、、、うん///』



、、、よしッ!!



私『もちろん、、急な話だし、、ご両親にも何かをこう、お願いするってよりは、こんな人間がお付き合いさせてもらってますよって挨拶だけだけどね、。』


ナナ『そうだね、うん、聞いてみる//』



かくして、、

寝起きの惨劇はなんとか無事に幕を閉じた、。



つ、疲れた、、。

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