第2章 不規則なセイカツ 第1話 昼も夜も無く。

高校3年の夏休みに入った。



さて、ニノと付き合って無事に開通式も終わったのだが、、



夏休みの間中ずっと盛っていた。



家、ホテル、海、公園、芝生、木の上、学校、プール、トイレetcetc..


昼も夜も無く。


あらゆる体位、あらゆる角度から様々な手技手法を用いて互いの粘膜に刺激を与えていた。


それはもう、ある種の競技のように。

勤勉にストイックに鍛錬を重ね、成果を求め続けていた。



やっと周りが見渡せるような精神状態になった時にはもう2学期も始まり、もう進路を決めなきゃマズイ時期になっていた。


私はずっと進学する気満々だったのだが、なんだか急に勉強が不要に思えて、何かの専門学校にでも行こうと考えていた。


専門学校に行ったら楽しいだろうなぁ。

程度にしか考えていなかった。



中略



専門学校に入学した。



中略



友人から、ニノが浮気をしているという話を聞かされた。


なんと浮気相手が5人いるらしい。


高校を卒業して私は専門学校に行き、2つ下のニノはあと2年は高校生なので、今までのように一緒に帰ったりとかは出来ず、会う頻度も少なくなってはいたのだが、、。



、、、、いやいやいやいや、、、


、、さすがに無いでしょう。


、、半分は本当かもしれないけど、、。



私はニノを呼び出して話を聞いてみた。



私『、、なんか、浮気してるって聞かされたんだけど、、ニノ浮気してるの?』


ニノ『、誰から聞いたの?』


私『ニノの友達の彼氏が私の友達だから。』


ニノ『、、、ごめんなさい。』


、、えっ謝るの!?


私『、、えと、、5人て聞いてるんだけど、、。』


ニノ『、、うん、。』



うん。、って、うん、なの!?



私『、、5人と浮気してるの??』


ニノ『、、、うん。』



、、アッサリ認めやがった!!


、、全部本当かよ、!


、、多分5人以上いるし、、、!

※CV神谷浩史



しかし私は、、、


困った事にこの時ニノに夢中だった。


ニノがすべてだった。


どんな形でも良いからニノと関わっていたかった。


そんな私の口から出たのは、、


『、、じゃあさ、、私をニノの彼氏じゃなくて、浮気相手にしてくれないか?』


だった、。


ニノ『えええぇ!??』


私『いや、ベストな答えだ。

私はニノと一緒にいたいんだけど、、さすがに5股されてるって思うとキツイ、、。

私に会いたい時だけ連絡くれないか?

私はいつでもニノに会いたいから。

、、期待するのはシンドイから、、私からは連絡しないから。』



、、もう、メチャクチャだな。



ニノ『、、、、やだ、』


私『、仕方ないだろ、』



ニノ『やだ。、、ちゃんと彼氏でいてほしい』



私『、、じゃあ、浮気相手全部切れよ。』



ニノ『わかった。、、ごめんなさい。』



、、、、、、、、、、




事の顛末としては、また変わらず?

ニノと付き合い続ける事になったが、、。


一生消えないであろう黒いモノが私の胸の内に棲まうことになった。

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