第1章はじめての彼女ができるまで第11話 さぁ、ドロ沼をはじめよう。
なんか気づいたら高校3年生になっていた。
まわりの女子達は、
1〜2年生の時は先輩が良いとゐひ、
3年生になればなったで他校の男が良いとゐふ。
困ったもんで候。
さて、、仕方なし。
それでも周囲を見渡せば、人口の過半数は女子なのだ。
希望をもとう。
最後まで、、!
高校3年になり、いつぞやの誕生女とまたよく話すようになった。
やっぱり私はこいつに彼女になって欲しい、、
、、のだろうか?、、?
なんて考えたりしてたもんだから、また誕生女に誕生日プレゼントをする話になったりした。
或る日、他校の親友に彼女が出来てた。
私と同じ高校の2つ下の1年の女子で、
名を二宮→ニノというらしい。
ショートカットがよく似合うハツラツとしたスポーツ女子。といった感じの子で好感が持てた。犬系の可愛さのある子だ。
高校は自転車通学なのだが、帰り道によく出くわし、一緒に親友の家まで行ったりもした。
私には妹が2人いるが、7歳下と13歳下なので、2歳下のニノに対して妹のようだと思うことはなかった。
、、いや、、そもそも、、
私の妹達は、、
上が戸愚呂兄似で、
下が戸愚呂弟似だ。
なので、、
ニノを妹のようだと思うことはまずなかった。
度々帰り道に会うものだから、親友の家までニノと向かい、そのまま遊ぶこともあれば、向かう途中で私だけ別れて帰ることなんかもよくあった。
また或る日、帰り道でニノを見つけた。
後ろから自転車で近寄り、
私『よっ!』
と、ニノの肩を叩いたら、チラとこちらを見ただけでノーリアクションだった。
、、私は何か知らぬ間にニノに対してやらかしたことでもあっただろうか??
ハッ、!
もしかして、今の肩叩きが馴れ馴れしすぎたのだろうか??
なんとなくバツが悪くなり、
私『、、大丈夫か?』
と聞くと、
ニノ『、、大丈夫じゃない、、。』
と言い、恨めしい目つきをしてこちらを見てきた。
どーした!?
爽やかスポーツ女子のニノは何処に行った??
ふと、思いあたり、
私『、、アイツと、なんかあったの?』
と、恐る恐る聞いてみた。
ニノ『、、、なんもない、、っていうか、、、もう何もない、。』
私『???』
ニノ『、、、ニノ、、、
あなたのことが好きになっちゃったみたい、、。』
私『!!!!ッ』
ニノ『、、、どうしよう?』
、、、、、、、
ニノを追いかけてたら大変な事をいわれてしまったー、、!
どーしよう!?
、、まぁ、、
私に罪がないと言ったらウソになるだろう、。
ニノとの帰り道に何度となくそれとなく私の方が格好よいアピールをしていたのは確かだが、。
まさか、、こんな事になるとは、、。
ポワワワワワワ〜ン
《ダメッ!ダメだよ!私!!親友の彼女なんだから!!、》
と、白い小さな私が耳元で囁く。
《、、ちゃんと後腐れなくしなきゃね。》
と、白い小さな私がさらに囁く。
白いけども横を向いてる時も笑顔とは限らないヤツだ。
黒い小さな私は卑猥なハンドサインをしながらこちらを見ている、、。
オーケー。
さぁ、ドロ沼をはじめよう。
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