君の魔法



息がつまる中でね

意味ばかり探していたけど

嫌味な言葉ばかり増えてさ

苦味しか感じない退化を

成長過程と言うの?


甘い夢物語を物語ったら

青臭いね、て鼻をつままれるけど

香水の匂いに隠した辛いこと、苦しいこと

それを咀嚼して、飲み込んで

まるで当たり前の顔で手渡してくれるのは

悪意しか残らない社交辞令よりは、

よっぽどマシでしょう?


成長過程とコードで示す。

プログラミングの1と0で。

作られた世界、否定しない安心材料、

期待を裏切らない欺瞞な駆け引きの果てで

正直者はバカを見て

あれだけ苦しんだ息苦しさを

つい昨日、子どもであることを止めたばかりの

白紙な人たちに平気で泥を塗るその感覚神経そのものが

もう腐っているんでしょう?


甘い夢物語を物語ったら

青臭いね、て鼻をつままれるけど

淡い希望を抱いたら

現実を直視しなさいって

そんな人が陰で、諦めばかり口にするけどさ


甘い夢物語を現実にする魔法こそが必要なんじゃない?

0だけじゃダメで。

1だけじゃダメでさ。

希望ばかりじゃ、夢物語だけでもダメだとしてもさ

諦めも停滞だけだったら、そもそも

魔法なんか生まれない


0だけじゃダメで。

1だけじゃダメでさ。


君の魔法が

夢を描く、そんな魔法が

必要なんだ。


君の魔法が、

必要なんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る