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目次
嘘つき歌のコーディング
思ったことが伝わらなくて
言葉にしなくても
伝わって欲しくても
偽った気持ちばかりで
「なんでもないよ」
と微笑んで
積み重なって、崩れ落ちて
拾い上げても
見つからなくて
本音の音階を
どこかに置き忘れてきたことすら
忘れてしまっても
音を紡ぐ
電影世界の機械人形は
今日も当たり前のように
嘘つきの歌を
歌うの
言葉の欠片に傷ついて
悲しみの濃度に顔をしかめるけど
すれ違った人には 気丈に振舞って
オトナな横顔を演じたところで
無機質な風景に何ら変わらなくて
諦めることで前進する世界の中で
飲み込んだ本音に溺れながら
あなたに届くわけもないと
水面の波紋が揺れるけど
それでもこびりつ
君の横顔、残像、消えてくれない
本音の音階が
嘘つきの歌をうたうの
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